まさちんの財テクチャンネル

20代リーマン。金融リテラシー高めて、富裕層目指していきましょ。

米国VTIと楽天VTIの違いPart.2(米国株の最低取引手数料無料化後) 

どーも、まさちんです。

前回挙げた記事から更新の必要が出てきました。米国株にシフトしつつあり、資金があまりない自分にとっては朗報でした。しかし、やっぱり米国VTIの方が良いというように状況が変わり、積立の方針を変える必要が出てきました笑

 

masa-dai43.hatenablog.com

 

すでにご存知の方はいらっしゃると思いますが、つい最近に米国株の最低取引手数料が無料になりました!

ネット証券3社、米国株の最低取引手数料で値下げ競争。結果無料に

https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1195454.html

この改善により、前回紹介した米国VTIと楽天VTIのコストの違いに変化が生まれました。

 

 

手数料無料化

まず、ネット証券3社の手数料無料化の経緯が面白かったので紹介します。

約5日間の業界内で健全な価格競争が繰り広げられていました。携帯会社も見習って欲しいです。

・7/4  事の発端

マネックス証券が7月4日に突如として、米国株最低取引手数料を5ドルから0.1ドルに引き下げると発表。

この時は最低取引手数料はどこも5ドルだったので、業界で最安と宣伝して勝ち誇っていました。

・翌5日

楽天証券が負けじと0.01ドルに引き下げました。

・週明け8日

マネックス証券も対抗して、0.01ドルに。

・9日 終焉

今まで現れていなかったSBI証券が無慈悲の無料という策に出ました。なんか最後に最強の一撃を出す感じはボス感出てます。

・翌10日

これを出されたらもう策はないので、楽天証券マネックス証券という流れで2社も無料化しました。

 

結果、マネックス証券楽天証券SBI証券3社とも最低取引手数料は無料になりました。

なんか、マネックス証券が一番かっこ悪い感じになってますが、この動きを一番最初に行ったマネックス証券を僕は讃えたいです。

 

 

シュミレーション

さて、この最低取引手数料の無料化を受け、楽天VTIと米国VTIを購入した場合、どうなるのかを考えたいと思います。

前回の記事でシミュレーションした限りでは、一回で大量に買うなら米国VTI、毎月5万円で積立するなら楽天VTIとなっておりました。

楽天VTI

・信託報酬:年0.172%(税込)程度(消費税率が10%となった場合) 

米国VTI

・信託報酬:年0.04%(税込)

・為替手数料:4銭(SBIネット銀行の外貨預金。FXでの換金を考慮しないと、これが一番安いと思われます。)

・取引手数料:1取引あたり約定代金の 0.45%(手数料上限は20米ドル)。

具体例①一回で大量に買う。

これはおさらいという事で、載せておきます。変わりはないです。

1回で100万円分を購入し、20年間運用すると適当に設定して考えてみます。分配金は米国VTIが何円になるか予想するのが難しい為、考えません。評価益も考えません。

 

楽天VTI

信託報酬→100万円✖️0.172%=1,720円✖️20年=34,400円

米国VTI

・為替手数料→400円

・取引手数料→1ドル100円と想定すると、2,000円

・信託報酬→100万円✖️0.04%=400円✖️20年=8,000円

400円➕2,000円➕8,000円=14,000円

 

差額20,400円分 米国VTIの方が安い

一発で大量に買えば米国VTIの方が20,400円お得です。

 

具体例②コツコツ積み立てる。

毎月5万円を20年間(240か月)運用する場合。こちらも分配金、評価益のことは考慮しません。 

楽天VTI

年数 元本 信託報酬
1 600,000 1,032
2 1,200,000 2,064
3 1,800,000 3,096
4 2,400,000 4,128
5 3,000,000 5,160
6 3,600,000 6,192
7 4,200,000 7,224
8 4,800,000 8,256
9 5,400,000 9,288
10 6,000,000 10,320
11 6,600,000 11,352
12 7,200,000 12,384
13 7,800,000 13,416
14 8,400,000 14,448
15 9,000,000 15,480
16 9,600,000 16,512
17 10,200,000 17,544
18 10,800,000 18,576
19 11,400,000 19,608
20 12,000,000 20,640
合計額 12,000,000 216,720


計算によると、合計コスト216,720円です。

 

米国VTI

年数 元本 為替手数料 取引手数料 信託報酬
1 600,000 4,800 2,700 240
2 1,200,000 4,800 2,700 480
3 1,800,000 4,800 2,700 720
4 2,400,000 4,800 2,700 960
5 3,000,000 4,800 2,700 1,200
6 3,600,000 4,800 2,700 1,440
7 4,200,000 4,800 2,700 1,680
8 4,800,000 4,800 2,700 1,920
9 5,400,000 4,800 2,700 2,160
10 6,000,000 4,800 2,700 2,400
11 6,600,000 4,800 2,700 2,640
12 7,200,000 4,800 2,700 2,880
13 7,800,000 4,800 2,700 3,120
14 8,400,000 4,800 2,700 3,360
15 9,000,000 4,800 2,700 3,600
16 9,600,000 4,800 2,700 3,840
17 10,200,000 4,800 2,700 4,080
18 10,800,000 4,800 2,700 4,320
19 11,400,000 4,800 2,700 4,560
20 12,000,000 4,800 2,700 4,800
合計額 12,000,000 96,000 54,000 50,400
    ⬇︎    
  合計コスト 200,400    

為替が1ドル100円という仮定で、取引手数料を考えます。

毎月500ドルなので、500ドル×0.45%=2.25ドル(225円)

今回の手数料無料化により、強制5ドルかかるのがなくなり、

試算によると 合計コストが200,400円となりました。 

前回の最低手数料無料化前は、合計コスト266,400円でしたので、66,000円安くなりました。

そして、楽天VTIの積立と比較した際も、

差額16,320円分 米国VTIの方が安い

積立の場合も、まさかの米国VTIに軍配が上がるように変化しました。

為替の動きがあるので、金額は正確ではないですが、これほどの差があるなら米国VTIの方が安く収まると考えられます。

 

まとめ

一回で大量に買う場合も積立の場合も米国VTIという事になりました。前回、積立の場合は楽天VTIの方が良いとなっていたのに、まさかの状況が変わってしまい困惑しています。この最低手数料無料化はまさに自分のような、少額で米国株を買いたい貧民にとって朗報となるようです。MAXの手数料は変わらないので、資金力がある人には全くどうでもいいニュースだったのかもしれません。

 

これを受け、また僕は米国VTIを買っていく方針に変えます。ただ、分配金があったり外国税額控除とかの煩雑さが残る点はネックです。

ただ、やはり米国株が最近最高値を更新したりと、上がり方に目を見張るものがあるので、米国株にシフトチェンジいきたいと思っています。そのために、少しでも米国株取引に触れておいたほうがいいと思ったので、米国VTIを買っていこうと思います。

では。