まさちんの財テクチャンネル

20代リーマン。金融リテラシー高めて、富裕層目指していきましょ。

ポートフォリオを晒す

どーも、まさちんです。

 

だいぶ久しぶりの投稿です。仕事面で大きな動きがあった事や資格勉強に邁進する日々があり、手をつけられずにいました。

その辺りの日々もいずれ投稿できたらと思いますが、今回はサクッとまだ公開していなかった自分のポートフォリオを晒していこうと思います。

 Myポートフォリオ

ポートフォリオ

はいドーン。我ながら謎のポートフォリオを築き上げています。

 

RIZAP 攻め枠

米国株の素晴らしさを説いていながら、一番多いのが日本株のRIZAPです。これは正直、意地の銘柄です。RIZAPはこれまでこのブログで幾度となく投稿しています。ここまで来たら引くに引けない笑 去年赤字をドカンと計上し、株価が凄まじく暴落した際から、孫さんのWework並の意地で、ナンピンしながら保有し続けています。ただ、僕は今期の第二四半期の決算から今期の最終利益の黒字化は間違いないと踏んでいます。それにちゃんと株価が反応してくれれば、売り抜けられると思ってます。個人的には、長期的には微妙と思ってるので、プラ転したら一刻も早く売りたい気持ちがあります笑

 

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VYMとVTI 安定枠

次にVYMとVTIです。インカムゲイン狙いのVYMとキャピタルゲイン狙いのVTIです。一貫性がありません。現状の相場から、もちろん両者パフォーマンスは素晴らしく、含み益が出ている状態です。

 

ソフトバンク 攻めと安定枠

ソフトバンクIPOで購入したものです。現在、わずかに含み益は出ている状態ですが、様子見状態です。親のソフバンクグループはなんかやばそうですが、ソフトバンクは子会社に話題のZホールディングス、LINE、ZOZOがいる状況ですので、今後にまだ期待が出来る為です。また、配当も中々良いです。

 

ひふみプラス 遺産枠

次のひふみプラスは主に日本株のアクティブファンドで過去の成績が良いため、昔購入していた遺産です。今は日本株ファンドを買うのはないと思っていて全く買い増しもしていないので、タイミングを見て売ろうと思っています。

 

リップル 攻め枠

仮想通貨のリップルは攻めというかもはやネタ枠です。いつの日か爆発することを祈り、塩漬けし続ける予定です。他にもビットコインネム保有していますが、そこまで高額でもないので、除外しています。

 

楽天全米株式 安定枠

楽天全米株式は、日本版VTIです。え、被ってるの買ってんのかよと思われるかもしれませんが、これはTポイント投資で買い続けているものになります。ポイント投資でなに買おうかなと思い、無難にこれを買っています。

 

ビヨンドミート (BYD) 攻め枠

これもキャピタルゲイン狙いの攻めの銘柄ですね。代替肉という新ジャンルの食べ物が流行ると踏んで保有しています。業績も右肩上がりなので、実績でも現れていると思います。日本にはまだ来てないですが、ここ最近、ビヨンドミート はマック、デニーズ等と提携を結んでおり、今後どんどん拡大すると思っています。 

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 ビザ(V) 攻めと安定枠

2008年に上場して以来、12年連続増配中です。尚且つ、株価も右肩上がりです。収益構造的にも、決済手段に大革命でも起きなければ、もはや独占状態で経営出来るといっても良い状態だと思っています。

 

 国別ポートフォリオ

国別

仮想通貨は除き、国別に見るとまさかの日本と米国で半々になっているようでした。しかし、今後は日本全体への期待はしていなく、有望な個別株しか見る予定はないので、これからは米国が徐々に増えていくと思っています。

スタイル別ポートフォリオ

独自のポートフォリオを作成してみました笑 要は、攻めはキャピタルゲイン狙い、安定はインカムゲイン狙いです。

インカムゲインを狙っているのか、キャピタルゲインを狙っているのかよく分からないポートフォリオです。

理想としてはキャピタルゲインで短期期間で資産を上げていき、その原資を徐々にインカムゲインへシフトしていくというようにしたいと思っています。守りつつも、隙あらば攻める。ただ、これには大きなキャピタルゲインを見抜く投資センスが必要で難易度高いと思います。そのセンスが自分にはあるのか、様子を見つつ、インカムゲイン一本へのシフトチェンジも視野に入れておこうと思います。

 

以上、今後も適当なタイミングでポートフォリオの状況を報告したいと思います。

では。 

ソーシャルレンディングの可能性を探る

どーも、まさちんです。

 

今回は、ソーシャルレンディングについて書きます。

これは新たな金融商品だと思ってます。金融商品としてどれほどの魅力があるのかを考察していきます。

 

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングと呼ばれていますが、これはクラウドファンディングの一種です。クラウドファンディングの中でも、主に貸付型・融資型クラウドファンディングと呼ばれるものがソーシャルレンディングと呼ばれています。

ちなみに、クラウドファンディングは主に下記の種類があります。

・寄付型
・株式型
・購入型
・融資型

 

 運営会社はネット上で投資家から匿名組合契約のもと、お金を集め、お金を必要としている所へ貸付、利息付きで返済をしてもらい、そこで得られた利益分を投資家に分配していくという様な仕組みです。

貸付先としては、日本に限らずお金を必要としている人や、不動産、再生可能エネルギー等の社会貢献的要素も含んでいます。これがソーシャルレンディングといわれている所以でもあります。

ソーシャルレンディングの仕組み図解(SBI)

個人的には、銀行の融資のハードル下がったようなものだと思っていて、実際、第3の銀行なんかと言われていたりもします。今までなかなか貸付・融資しづらかった資金需要者にアプローチ出来ているのではないかと思います。

 

ミドルリスクミドルリターン

ソーシャルレンディングはミドルリスクミドルリターンと言われています。

以下にリターンとリスクについてそれぞれ記載しようと思います。

ミドルリターン

リターンは主に下表のように約6%程の利回りが期待できます。これは株式のマックスより低いですが、投資信託や定期預金よりは高利回りだと思います。

ただし、デメリットして主に2点あります。

流動性が低い点。期間はだいたい1年以上が多いです。

②税金面で不利。

ソーシャルレンディング投資信託や株の分離課税とは違い、雑所得して認識されているので、一般的な投資(株式投資投資信託)の場合の譲渡所得と比較して税金負担が大きいです。

  利回り目安
SBIソーシャルレンディング 6.0~8.0%
Funds(ファンズ) 1.5~5.0%
クラウドバンク 6.0~7.0%
FANTAS(ファンタス) 4.0~8.0%
オーナーズブック 3.7~5.0%
CREAL(クリアル) 4.0~4.5%
クラウドクレジット 6.0~13.0%
ポケットファンディング 5.0~7.5%
SAMURAI(サムライ) 6.5~10.0%
LENDEX(レンデックス) 7.0~9.0%
COOL(クール) 4.50%

 ※各社の情報を元に作成

ミドルリスク

出典:日本証券業協会

一般的に金融商品は上図のような分布されていると言われています。個人的には、この分布図の債券あたりの位置でリターンが債券より大と思ってます。

倒産リスク

運用会社の倒産リスクです。ソーシャルレンディング市場にはたくさんの会社が存在しており、運用会社によっては倒産リスクもありますし、騙して金だけ吸い取るようなヤバイ会社もあります。倒産すれば、金が返ってくる保証はありません。なので、ソーシャルレンディングを始めるにしても、どの会社で始めるかは重要な要素です。

貸倒リスク

厳格な審査を元に、借手を選定しているとは思いますが、時には返済できず、貸倒というリスクもあります。基本的には担保を設定して貸付しているため、借手が返済不能になったとしても担保を元に一部は返済可能かと思いますが、時には全く返済できない時もあると思います。このような点から、元本は完全に保証されているとは言い難いです。

出典:SBIソーシャルレンディング

 

ソーシャルレンディングの市場

国内の状況

 

出典:株式会社矢野経済研究所

出典:株式会社矢野経済研究所

図を見ていただければわかる通り、矢野経済研究所の調べによると、クラウドファンディングの規模は大きく増加しており、その中でもソーシャルレンディングが9割を占めています。仮想通貨の時のよう業界に何か負のイメージがつくような出来事が起きずに認知度が高まれば、拡大を続けていくと思います。現状、虚偽の募集などで訴訟問題が発生したりはしていますので、このような問題が減っていけば、信用は高まりそうです。ちなみに、このような問題を受け、借手の情報を公開する流れにはなっています。

債券、定期預金くらいの運用をしたい層からの需要が生まれてくるのではないかと思います。まだ気づいていない人がいそうですが、日本人の性格的にもあってそうなので、もっと世間の認知度を高めれば、需要が増えると思います。

 

世界の状況

欧米はソーシャルレンディングはインターネットを利用した個人間融資として語られることが多く、P2Pレンディング(peer to peer lending)と言われることもあります。

そして、アメリカがソーシャルレンディングの一番の先進国です。市場規模が約2015年における市場規模が227億ドル(約2.5兆円)に達しています。一方、日本では2017年にようやく1000億円に到達しています。その市場規模の差は日米間で見積もって20倍以上であり、実際の国の経済力はそこまでの差はないはずなので、米国同様になると想定すれば、まだまだ伸びるかもしれません。

ただ、貸付対象は各国で異なっている為、全く同じとは言い切れないかもしれません。アメリカに次いで活況と化しているのが中国です。中国は法人融資が主流のようです。銀行融資の規制が強いためのようです。そして、日本はあらゆる貸付対象がありますが、主に不動産案件が多いです。

欧米では個人間融資を中心に成長するソーシャルレンディングですが、中国では法人、日本では不動産というように、それぞれ異なる姿となっているようです。

アメリカではレンディングクラブ(LendingClub)というソーシャルレンディング専業での上場企業も現れています。将来、市場が拡大していけば、日本においてもソーシャルレンディング専業での上場企業の登場もありえるかもしれません。日本では専業での上場会社はありません。

 

まとめ

定期預金、債券よりちょっとリスクあるくらいの感覚で資金を運用するような印象です。投資先に困っている状態で本当に余剰資金があるという時は、運用先に困ったらここに投資するのありかなと思いました。景気にも左右されないと思うので、投資先としては考慮しておくべきと思いました。ソーシャルレンディングで配当金生活されている方もいるようです。ただ、それを行うには結構大金が必要そうですねぇ。今後もソーシャルレンディングの動向も注目してこうとは思います。

では。

 

 

 

 

RIZAP 2020年3月期 第1四半期決算の感想

どーも、まさちんです。

 

だいぶ遅れましたが、8/9に発表されたRIZAP 2020年3月期 第1四半期決算について記載します。

www.nikkei.com

営業利益は14億円の黒字への転換ができました。ただ、最終損益は赤字のままです。前期に比べればまだマシですが、油断はできません。

 

masa-dai43.hatenablog.com

 

実は自分は上記のこの記事を投稿してから、未だにめげずにナンピンしながらRIZAP株をホールドしてます。気づいたら大量の株数を保有してますが、それは時が来たら公開できればと思ってます笑 そんな状況なんで、売るまでは毎四半期分析していこうと思ってます。相当ヤバいことになっていたら逃げる為です。

 

 

営業黒字の要因

これは前期でイレギュラーな費用を出し切ったことはもちろんですが、主に各子会社9社中8社の黒字化、RIZAP本業の順調な伸び、IFRS16号適用あたりの3点が要因と思ってます。上記の2点をピックアップします。IFRS16号に関しては、国際会計基準を適用したことにより、リース契約を全てオンバランスすることで、資産、負債が増え費用も減っています。結果利益に良い影響を与えているようです。説明は難しいのでみなさんググってください。

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各子会社9社中8社の黒字化

ぱど以外黒字化してます。普通に凄いと思います。不正会計とかしてないこと祈りますが、買収時はほとんどが赤字だった企業が黒字化を達成してきています。実際、イデアのブルーノやジーンズメイトは売れているという噂を聞きます。また、ワンダーコーポレーションが黒字化を達成したのも驚きです。事業にTSUTAYA新星堂があり、ストリーミングサービスが台頭している中で、利益を上げるのは非常に難しいと思います。しかし、不採算店舗の閉鎖とリユース事業、イベント事業等でなんとか利益を出せているようです。このような店舗は体験型へシフトしていき、差別化を図っていく様です。また、新事業でワンダーコーポレーションもジムを運営する様です笑 まぁRIZAPとのシナジーを考えたら、その方がいいのかもしれません。

引き続き、各社の黒字を拡大させて行けば、最終損益の黒字も達成可能かもしれません。

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RIZAP本業の順調な伸び 

f:id:masa-dai43:20190818204000p:plainf:id:masa-dai43:20190818204006p:plain「RIZAP」および「RIZAP ENGLISH」が順調な顧客獲得を背景に計画を上回り推移したことに加えて、RIZAPメソッドを活用した暗闇フィットネス「EXPA」やホットヨガ「LIPTY」等のグループスタジオサービスが売上を伸ばしているようです。売上の伸びは若干横ばいではありますが。。もはや、これだけやってれば、RIZAPは順調だったんじゃないかと思ってしまいます。
RIZAPは今後、これまでの「結果を出すダイエットジム」から進化し、高齢化社会における健康寿命の延伸や、糖尿病をはじめとする成人病予防等に資するサービスを幅広く展開していく予定のようです。マーケットとしては、高齢者はお金を持っていて人口も多いので、非常に良いんじゃないかと思ってます。

本業に関しては何もいうことありません。このまま頑張って欲しいです。

 

BSを見る

IFRS16号適用により、BSは資産負債共に大きく膨れました。これはまぁしょうがないです。また有利子負債が一見増えているようには見えますが、IFRS16号で発生した有利子負債を除くと減少している為、この点は財務の健全性は高まりつつあります。ただ、現金が減っている点が気にはなりました。特に理由も分からなかったので余計心配です。

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流動資産

流動資産は減っています。特に現金同等物が減っています。現金が減った要因は不明でしたが、流動資産に関しては、子会社であるタツミプランニングの戸建住宅事業・リフォーム事業を承継した新設会社の売却を実施したこと等により売却目的で保有する資産が3,448百万円減少したことによるもののようです。

流動資産

大きく増えています。これは主として、IFRS第16号の適用等により有形固定資産が46,579百万円増加したことによるものです。

流動負債

これも主として、IFRS第16号の適用等により有利子負債が15,348百万円増加した一方で、前述の新設会社の売却を実施したこと等により売却目的で保有する資産に直接関連する負債が4,217百万円減少したことによるものだそうです。

非流動負債

これも主として、IFRS第16号の適用等により有利子負債が42,694百万円増加したことによるものです。

 

PLを見る

簡単にいきます。これに関しては、前四半期と比較した際に売上を1,980百万円増加させるも、販管費を2,998百万円減少したことが良いと思う点です。コストを削りつつも、売上も伸ばしています。これは良い点です。

 

CFを見る

IFRS16号の影響を受けたとはいえ、営業CFが黒字となったのは良いことです。良い会社は営業CFが黒字ということが多いです。あとは、このまま営業CFを拡大させ、借入金をどんどん返済し、投資を行なっていけるようになって欲しいです。

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営業CF

黒字化しました。主な要因は税前利益が黒字化したことと、IFRS16号による減価償却費の増加でしょう。減少要因は、創建ホームズの在庫増加。黒字化しましたが、IFRS16号適用という一時要因があるので、なんともいえません。ただ、税前利益の黒字化は大きな進展です。

投資CF

増加要因は、子会社であるタツミプランニングの戸建住宅事業・リフォーム事業を承継した新設会社の売却を実施したこと等により連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入が1,181百万円となったことです。
主な減少要因としては、RIZAP関連事業やSDエンターテイメント(企業主導型保育園)の新規出店等による有形固定資産の取得による支出が1,169百万円となったことです。

財務CF

財務活動による資金の減少は8,431百万円(前年同期は24,023百万円の増加)となりました。主な減少要因は、長期借入金の返済による支出が5,434百万円となったこと、IFRS第16号の適用等によりリース負債の返済による支出が3,535百万円となったことです。

 

M&A再開するのか?

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2020年3月期 第1四半期 決算説明会 - YouTube

これに関しては、説明会の動画からです。前期赤字の原因を作ったと言っても過言ではない、M&Aを再開するのかという質問が出ていました。今回の決算説明会で、投資委員会は設立しますという部分がありました。瀬戸社長抜きで、投資先を検討する委員会です。自分もこれを見て、また懲りずにM&Aをするのかよとは思いました。返答としては、子会社がしっかりと黒字化できていない状況でまた積極的にM&Aを行っていこうということではないし、より社長の独断にならないような構造にしただけうことはないとのことでした。また、やる場合は事前に連絡しますということでした。流石に前期の失敗から学んでいました。

 

まとめ

前期の赤字決算から、少し希望の光が見える決算となったかと思っています。個人的には、このまま変なことをせずに拡大させていけば、最終損益の黒字化も達成出来るのではないかと思っています。そうなった時に、どれほど株価が上がるかです。今回の決算では、営業利益が黒字になったので上がると思ったんですが、思った以上に株価は上がりませんでした。

これほど分析してますが、RIZAPに関しては長期目線で伸びるかは微妙とは思ってます。本業に関して良いですが、どうも買収している企業の事業が古臭く感じます。いずれ限界来そうな気がします。なので、早いとこ株価上げてもらって売り抜けたいです笑

では。

 

クラウドクレジット・コモンズ投信共催セミナー ~運用業者と個人投資家、それぞれにとっての投資哲学とは~

どーも、まさちんです。

 

今回は8/10に参加した投資のセミナーに関しての感想を書きます。セミナータイトルは題名の通り、投資運用会社の人の投資哲学を聞くというものでした。お盆とか関係なしに過ごしている自分が、暇をもて余してこのようなセミナーに参加してきました。

いきさつとしては、ネットサーフィンしていたら、たまたま見つけたセミナーが面白そうと思い、軽いノリで行ってきました。

 

 

セミナー概要

投資哲学ということでしたが、コモンズ投信代表取締役伊井哲朗さん、クラウドクレジットというソーシャルレンディング事業の会社の代表取締役杉山智行さんのが投資について語るという感じでした。

投資運用会社の代表取締役の話を無料で聞けるというだけで、結構ありがたく、為になりました。また、代表取締役ということなので、とりあえず信憑性が高いですよね。2人の経歴は下記の通り、素晴らし経歴の方々です。構成は、コモンズ投信代表取締役伊井哲朗さんのお話、クラウドクレジット代表取締役杉山智行さんのお話、パネルディスカッションという流れでした。

伊井 哲朗 (いい てつろう)

名古屋市生まれ、関西学院大学法学部政治学科卒業。山一證券入社、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当した後、機関投資家向け債券営業。メリルリンチ日本証券(現 三菱 UFJ モルガン・スタンレーPB 証券)の設立に参画し約 10 年在籍。コモンズ投信の創業と共に現職。2012 年 7 月から最高運用責任者兼務。コモンズ 30 ファンドは、つみたて NISA に選定された。2018 年の金融庁の示す共通 KPI においては、公表した 103 の金融機関の中で、「コモンズ投信の全顧客の 97.7%の損益状況がプラス」というダントツ 1 位の数値が判明して大きな話題になった。

杉山智行(すぎやま ともゆき)
クラウドクレジット株式会社 代表取締役

2005年東京大学法学部卒業後大和証券SMBCに入社し、金利、為替の自己勘定取引チームで日本国債への投資業務等に携わる。2008年ロイズTSB銀行東京支社に入行し、資金部長として支店経営陣に対してリテール預金の獲得など日本での事業機会について助言を行う一方、運用子会社の日本における代表及び運用責任者を兼任。2013年1月にクラウドクレジット株式会社を設立し、投資型クラウドファンディング・サービスを展開。日本の個人投資家と世界の資金需要者がWin/Winの関係を作るサポートを行う。

 

peatix.com

 

コモンズ投信代表のお話

主に世界と比較した日本国の投資事情とコモンズ投信の投資哲学を語ってました。

世界の機関投資家と話をしたり、金融庁から伝えられる米国、英国の投資事情から、日本国民は投資への抵抗が大きすぎるというのと、短期の利益を求める人が多いという話でした。

日本国民は投資への抵抗が大きい

データはちょっと古いですが、下記データを見ると一目瞭然でした。

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この図を見ると、日本がいかに投資を行っていないかが分かります。米国は2人に1人の割合で投資をしているらしいです。そして、実際の数字を見ても分かる通り、折れ線グラフの部分が運用益ですが、しっかりと資産が増えてます。一方で日本は横ばいです。なんか日本国民はアホみたいに感じてしまいます。

また、金融機関の代表は毎年数回金融庁と各社の代表による会合があるらしく、伊井 哲朗さんも参加をしているそうです。その会合で麻生さんから言われているのが、日本国民の資産が増えていないのはお前たちの努力が足りないせいだといわれているそうです。まぁ、このデータを見ると、そうなってしまうの分かります。国はNISA、つみたてNISA、ジュニアNISA、idecoと工夫は行なっているのに増えていないから、民間に矛先がいっているようです。

 

短期の利益を求めている

日本の多くの機関投資家は、企業に投資する場合に、いつ黒字が出るかという点を気にしていているらしいですが、海外の機関投資家は投資するから存分に事業成長に向けて使いまくってくれという点の違いがあるようです。

つまり、日本は短期で運用益を望む人が多く、海外は長期目線で運用益を得ようとしている人が多いことのようです。これは国民性なのでしょうか。黒字化を望む方が普通じゃないかと思いたくなりますが、どこよりも早く事業拡大するために、金をバンバン使ってスピード勝負すべきという考えのようです。そのスピードで世界の覇権を取るということなんでしょうか。

その点、コモンズ投信は、長期目線での銘柄を選定し、運用を行なっていますよということでした。まぁ宣伝の為の内容だったかもしれません笑

 

クラウドクレジット代表のお話

主に海外機関投資家の投資哲学のお話でした。本題の内容ではありましたが、そりゃそうっすよねという内容ではありました。ただ、有名な運用会社の投資哲学がどうなっているのかは知らなかったですし、原文から引っ張ってきたということで、英語の解読を行ってくれている点も考慮すると、単純に知れて良かったです。

 

oaktree capital(オークツリー・キャピタル・マネジメント)の投資哲学

正直この会社知りませんでしたが、オルタナティブ投資戦略を専門とするアメリカのグローバル資産運用会社らしいです。下記6つがその会社の投資哲学になります。

 

6つの哲学

①リスク・コントロール

相場が悪い時の損失を抑えられるようにしておく

②一貫性

地道に勝率をあげる投資スタイル

③非効率な市場をつく

何を言っているのかちょっと分かりませんでしたが、効率的市場仮説という考え方に基づいていそうです。

ファンダメンタルズに基づく適正価格になっている銘柄は効率的であり、そうではなく、理論値より割安、割高になっているような銘柄を狙えということのようです。

コアコンピタンスを持った分野で勝負する

また、謎の用語が出てきました笑

Wikipediaによると、コアコンピタンスとは、ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」の事を指す。とのことです。つまりは、独自の強みがある企業ということになります。

⑤マクロ経済の動向は重要じゃない(トップダウンアプローチは捨てる)

ボトムアップアプローチに徹する。つまりはマクロ経済の動向は考えず、個別企業のポテンシャルを信じることになります。

⑥投資のタイミングは測らない

いい企業だと思ったら、タイミングは測らず投資しましょうということです。

 

Vanguardの投資哲学

ここはVTIを運用する会社であるのでだいぶ有名かと思います。ここの投資哲学は下記4つです。

①明確で適切なゴールの設定

要は自分ルールの設定です。周りに流されず、決めたルールに基づいてやれということです。

②可能な限り分散をされたファンドへの投資を通じて自分の投資目的にそったアセットアロケーションを行う

適切な投資配分を考えます。これは正直個人で考えるのは相当な知識と経験値が必要であると思ってます。

③コストの最小化

とにかく、コストが安く買えるものを買えということです。

④展望を持って長期的に規律を保つ

これは①とほぼ同じです。市場に流されず、自分のゴールに向かって淡々とやれということです。

 

という感じの説明を受け、最後にクラウドクレジットの投資哲学の説明がありましたが、割愛します笑 ソーシャルレンディングはまた別の機会でじっくり調査したいです。

有名な2社の投資哲学でしたが、結構よくいわれることではありました。ただ、最近色々投資を学んできて思ったのは、信念を貫いている投資家が勝つということです。日本人は流されやすいですが、アホだろと思われようが気にせず、信じた投資を貫くことが大事だと思いました。そして、これは投資に限らず、全てのことに言えると思います。 

パネルディスカッション

個人的にはこのセクションが一番面白く感じました。私は質問してないのですが、おじさま達がとても投資への知識が深く、いい質問をしてくれていました笑

中でも、特にコモンズ投信の選定方法、預金金利についてが印象深いです。

銘柄選定方法

長期投資において、企業理念を重視する

コモンズは長期投資を重視していますが、長期投資において重要な点は企業理念ということでした。企業理念が重視されている会社というのは、しっかりと社員に浸透しているかどうかという点だそうです。

具体的には、震災等の緊急事態の際に、本社の指示がなくても動けるような会社ということでした。理念が浸透していれば、指示がなくても社員が動けるということでした。

具体的な社名は、ユニチャーム東京エレクトロンということでした。

運用体制

実際に選定する際は、5人体制で運用しているらしく、1人が銘柄をプレゼンして4人全員が納得するまでは投資をしないようです。根拠を提示し、全員を納得させられれば、投資するという選定方法を取っているようです。そんなチーム自分も欲しいですけどと思いました笑

 

組み替えのタイミング

1年に2回くらいは銘柄の組み替えを行っているそうです。

その基準は、想定していた仮説から企業がずれた時に行う。つまりは、コモンズはその会社に対して何かしらのシナリオを描いていて、そこからずれた動きをしてきたら切るようです。となると、実際に下がる前に予測して逃げれているということになるのでしょうか。いったいどんな仮説を考えるのかすごく気になりました。

 

預金金利ついて 

預金金利は現在0.01%とかですが、これがバブルの時のように上がる可能性はありますかという質問がありました、これに対し、お二人共ないだろうという回答でした。だいぶ難しい論理で語られてて、自分には理解不能だったのですが、とにかく預金の金利が上がることは今後ないだろうということでした。だから、預金に入れとくのは本当に元本保証される金庫のような役割として使いたい時はそのまま置いとけばいいという感じでした。

預金だけで金を増やそうとするとなると、ひたすら自分の稼ぎを増やすしか方法はないということになります。

 

まとめ

以上で、セミナーの概要と感想をざっと書きましたが、運用業者の投資哲学を知ったところで、個人では実現不能なものが多々あるので、なんともいえない感じではありました。ただ、初めて知ったことも多々あったので、貴重な回ではありました。

また、今回のも含め、これまで玄人の方々の話を聞いていて思うのは、一貫して3点くらい同じこと言っていると思ってます。①長期投資②信念を貫く、淡々とルール通りやる③コスト最小化です。

この3点は自分も守っていこうと思いました。

たまにはこういうのに行ってみるのもいいなと思いました。

では。

SBI証券でTポイント投資

どーも、まさちんです。

 

2019年7月20日より、SBI証券にて投資信託をTポイントで投資することが可能になりました。

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prtimes.jp

これを受け、今回はポイント投資を取り上げます。

 

  

特徴

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 また、一定の条件を満たせばTポイントも付与されます。特に資産を増やしまくれば、ポイントが付与されます。

 

感想

今までは、SBIネオモバイル証券と呼ばれるサービスで株をTポイントで投資が可能でした。

また、楽天証券では、楽天ポイントで投資可能でした。

しかし、ネオモバは月額料金がかかり、株をTポイントで買うという点が微妙な点でした。個人的には株は長期投資というより、比較的短期間でリターンを取るものと考えています。なので、大きな金額で投資してリターンを取る戦法が良いと思っています。ポイント投資の場合、額が小さくなりますし、ネオモバに関しては月額利用料取られるのでかなり微妙に感じていました。

楽天証券は、個人的に楽天ポイントをほぼ貯められない状況なので論外でした。

 

今後の戦略

投資

今回はSBI証券にてTポイントで投資信託が購入可能になりました。

利用料もかかりません。

また、投資信託なので、基本的には長期投資の運用だと思います。

今後の戦略として、Tポイントを貯めまくり、基本貯まったTポイントを全て楽天VTIに長期投資していこうと思います。米国VTIも毎月投資予定なので被ってしまいますが、ポイントとなれば容赦無く投資できます。なぜなら、個人的にはポイントだったら別に消えてもいいです。つまり、テキトーでいいやという心理で投資できます。

また、やはり米国への信頼は厚いので、とりあえずVTIにしときます。

 

Tポイント収集方法

次に原資となるTポイントを貯める方法を考えます。今まで、Tポイントとかあまり気にせず生活してましたが、投資可能となったので、全力でTポイントを収集する方法を考えました。

 

ヤフーカードを使い倒す!

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Tポイント収集の鍵はヤフーカードにあると思います。

なぜなら、ヤフーカードは常時100円で1ポイントの還元、つまり還元率は1%です。

調べた限り、他のカードはどれも200円で1ポイントの0.5%です。

ヤフーカードが一番還元率が高いということになるので、これを使いまくるのが一番効率的なTポイントの稼ぎ方といえます。具体的にどうやって使い倒すかを考えます。

 

paypayを使いまくる

paypayはヤフーカード、paypay残高、Yahooマネーで払うと、常時3%還元されます。普通のクレジットカードだと、0.5%となってしまいます。

さらに、ヤフーカードも使われてるので、1%のTポイントもゲットできます。

まさに一石二鳥なので、使わざるを得ません。今後、可能な限り支払いはpaypayで払い、お金の還元を貯めつつ、Tポイントも貯めていこうと思います。

 

Yahoo!ショッピングを利用する

Yahoo!ショッピングでヤフーカードを使うとTポイント3%還元です。

ネットショッピングは基本amazonでしたが、今後はYahoo!ショッピングも視野に入れようと思いました。

 

まとめ

Tポイントで楽天VTIに投資する。

Tポイントの貯め方

・とにかく、ヤフーカードを使いまくる

・paypay支払いで1%のTポイント

yahoo!ショッピンングで3%のTポイント

 

その他にも、公共料金の支払いや、Yモバイル、ソフトバンクユーザーになることで、さらなるTポイントの搾取が出来そうでしたが、そこは徐々に考えていきたいと思いました。

また、下記リンクのようにTポイント獲得キャンペーンも積極的に応募していこうと思います。ポイントも積もれば山となると思いますので、貪欲にTポイントを意識して生活していこうと思います。

go.sbisec.co.jp

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⬆︎実際にポイントだけで投資した画面です。

とりあえず、現状950ポイントあったので投資しときました笑

では!

爆上げ中のビヨンドミートについて調べてみた

 どーもまさちんです。

 

今回は5/2に米国でIPOをし、爆上げしているビヨンドミートという会社についてです。最近の米国はウーバー、リフトといった有名な企業もIPOを果たしています。しかし、そんな企業よりも爆上げしているのが、ビヨンドミートです。特に株を買うかは分かりませんが、気になったので調べてみました。

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まず、下記のブルームバーグの記事をみてわかる通り、この会社は上場後爆上げしてます。

572%上昇したビヨンド・ミート急落-IPO幹事行が投資判断下げ - Bloomberg

そして、最近も決算を目前に爆上げしてます。

米ビヨンド・ミート株、一時200ドル台に上昇-決算控え買い続く - Bloomberg

 

流行りものには目がない僕はこの会社がとても気になりました。

 

ビヨンド・ミート(Beyond Meat, Inc.)とは

植物ベースのハンバーガーを提供する米国を拠点とする会社です。

【事業内容】

Beyondバーガー、Beyondソーセージ、Beyondビーフクランブル及びBeyondチキンストリップなどの製品を提供する。同社は、牛肉、豚肉、鶏肉の3つの主要肉プラットフォームで、多様な植物由来製品を販売する。

                                 楽天証券より

要は、すごい科学技術で本物に限りなく近い偽の肉を作っている会社ですかね。

正直、豆腐ハンバーグとかと同じ感じかなと思いましたが、分子レベルの研究によって、味や食感、見た目を限りなく本物の肉に近づけているようです。

2009年にイーサン・ブラウンによって設立されています。

植物由来の代替肉を開発・製造する同社は、ハリウッド・スターのレオナルド・ディカプリオ氏やマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、日本では三井物産の資本参加しているようです。

高級オーガニック食品スーパー「ホールフーズ」の350以上の店舗と、スーパー大手「セーフウェイ(Safeway)」の280の店舗で取り扱われています。

7月からは、ハンバーガーチェーン「バーガーファイ(BurgerFi)」の全101店舗のうち8店舗で、ビヨンド・バーガーを使用したハンバーガーも販売されているようです。

 

ビヨンド・バーガーの材料

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主な材料

ピープロテイン・アイソレート
圧搾キャノーラ油
精製ココナッツ・オイル


下記は2%以下の割合で含まれている

竹を原料としたセルロース
メチルセルロース
じゃがいものデンプン
天然香味料
マルトデキストリン
酵母エキス

ひまわり油
植物由来のグリセリン
乾燥酵母
アラビア・ゴム
柑橘類のエキス(質を維持するため)
アスコルビン酸 (色を維持するため)
ビートエキス(着色のため)
酢酸
コハク酸
遺伝子組み換え食品のデンプン
アナトー(着色のため)

非常に手が込んでいることもあるためか、価格は普通の肉より倍近くの価格となっているようです。

 

業績 

その2019年1〜3月期決算では純損益が660万ドルの赤字となり、前年同期の570万ドルの赤字から赤字幅を拡大しています。

ただし、売上高は前年同期比215%増の4020万ドルに急増したほか、2019年12月期の売上高見通しも前年比140%増の2億1000万ドルと、アナリスト予想の2億500万ドルを上回りました。

赤字だけど、売上の拡大が凄いようです。

 

 市場

株式会社日本能率協会総合研究所が提供するMDB Digital Searchでは世界の人工肉市場を調査し市場規模を推計しています。

植物性たんぱく質などを使った人工肉は世界で販売拡大が続き、2023年度の世界の人工肉市場は約1500億円になると推計しています。

 

市場規模拡大を予測する理由

・「ビーガン、ベジタリアン菜食主義者)」向けの代替肉需要

 ビーガン(完全菜食主義社)の数はアメリカ、英国で急増しており、また健康志向の食事もトレンドとなっているようです。

・地球保護の観点

 伝統的な畜産業に対して、地球で排出される温室効果ガスの削減、地球上の水の使用により干ばつや砂漠化を削減できると言われています。

・世界的な人口増に伴う食肉不足や健康志向の高まりで代替肉の需要が増加する

 1人当たりの肉類の消費量は年々増加しており、農林水産省の予測ではアジア地域で需要に生産が追いつかない状況になるといわれています。

 

ライバル

調べた限り、市場としては、このまま何も問題が起きなければ、どんどんデカくなる気がしました。しかし、ここで勝ち残るのがビヨンドミートかというと、不明に思えます。下記の通り、ライバルがいます。

 

・食肉加工で米最大手 タイソン

独自の代替肉を開発中

ネスレ

Awesome burger(最高のバーガー)と呼ばれる代替肉製品を販売している。

・インポッシブル・フーズ

まだ未上場ですが、ビヨンドミート と同じく、代替肉を本業としている、正真正銘のライバルです。

大手ハンバーガーチェーン「バーガーキング」の定番商品「ワッパー」に導入され、「インポッシブル・ワッパー」として売られています。

 

そのほかにも、様々な企業が参入してきているようなので、ビヨンドミート のひとり勝ちしていけるのかは微妙なところです。

 

株価

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チャートを見て頂くとわかる通り、ずっと上がってます。買ってみたい気持ちはありますが、上がりすぎな感じがあるのと、競合がいることも考えると、もう少し下がったら考えます。

 

まとめ

以上のように、ビヨンドミートについて調べてきましたが、今後も伸びるのかは個人的には微妙です。個人的には、普通の肉より高い金を払ってまで、人工肉を食べたいかというと、それはNoです。運動すりゃいいと思ってしまいます。

ただ、価格が普通の肉と変わりないくらいになれば、買いたいと思いそうです。

というか、正直まずは食べてみたかったですが、残念ながらまだ日本には上陸していないようです。

日本上陸したら日本でも流行るかもしれないですね。

とりあえず、今後の動向は注目していきたいと思います。

では。

 

 

RIZAPの本決算 復活へ向けて

どーもまさちんです!!

 

※だいぶ前に作ったブログがアップ出来ていなかったので、今挙げます笑

最近仕事がずっと忙しくて、全然投資関連の知識を学べていないのがもどかしい日々です。

そんなこんなで、5月15日にRIZAPの本決算が発表されました。

第2四半期の初赤字での暴落から見続けてきましたが、やはり期末も安定の赤字でしたね笑

個人的には勝負は来期と踏んでいます。

一応第2四半期から33億の赤字予想で93億の赤字だったんで、概ね予想通りです。

あの状態で黒字になったほうが逆におかしい。

ということで、マスコミ過剰じゃないかと思うところは少しあります。

まぁ売名出来てるからいいのかもしれませんが、株の売りが増えないか心配になりました。

結果的にそこまで落ちなかったのでよかったです。

 

前置きはさておき、経理マンとして今回も持てる知識を使って、分析していきたいと思います‼今回は決算短信、決算動画、また5/21に放映されたガイアの夜明けを元に分析を行なっていきます。細かい分析は後半でやりますが、自己満なので飛ばして大丈夫です。

 https://www.youtube.com/watch?v=X6YVQnSxE5M&feature=youtu.be

 

赤字の原因

これは前回同様に、M&Aした企業の整理が要因です。こういった一時損失は今期で終了と踏んでいるので、来期でこういった損失がなくなった時、どんな業績になるのか見ものです。

 

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売却状況

下記の図の通りです。本業とのシナジーが生まれない事業や不採算事業等を切り離しています。

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注目点

全体を通して、下記の4つの点に印象に残りました。

 

体制変更

取締12名体制から6名体制にし、社外取締役を増やします。買収しまくるといった暴走を止めれるようになるかもしれないです。

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また、松本さんというプロ経営者は特別顧問という形で実質RIZAPからいなくってしまいましたが、また強めな人が補強されました。中でも中井戸さんという方はすごい方です。主にSCSK在籍時は働き方改革を推進し、社員の健康を重視した体制作りを行ってました。RIZAPの働き方も改善されるのかもしれません。

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CF改善作戦

無駄なコストを削減していくようです。後半のガチ分析で分かるようにCFはヤバめなので、ぜひとも頑張って欲しいです。

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ワンダーコーポレーションの事業転換

グループ会社のワンダーコーポレーションは主に本、CDとか売ってる事業で、正直その辺は終わっているイメージ強いですが、新たなサービスを模索しております。

中でもGanryuとかいうデュエルスペースを提供するのは、期待したいと思いました。意外と最近トレカで流行ってるぽいですし、トレカの市場1400億円と言われてます。マニアはカードにお金を結構使うので、トレカ事業の強化はありだと思いました。何よりも危機感を持って、改善に向けてチャレンジしている部分が良いと思いました。

 

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RIZAPのSOUGYM

これはガイアの夜明けで放映されてましたが、SOUGYMと呼ばれる高齢者対象にしたジムです。ハイテク機器を駆使して、ダイエット目的というか健康的になるためのGYMです。月額もRIZAPより安めの設定で、複数人を相手にトレーニングさせるものです。

日本は高齢者がいっぱいいて、恐らくお金も持っていると思うので、高齢者をターゲットにしたサービスは良さそうだなと思いました。

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決算短信を見ていく

ここからは細かい数値をみていく自己満となりますので、読み飛ばしてオーケーです。

決算短信からBS、PL、CFを見ていきました。個人的に短期の動きを見ていきたいので、前四半期(12月決算)との比較で見ています。

BS

 

資産 

資産に関しては、約214億32百万円減少しています。大きく減少しているのは、棚卸資産とのれんという無形固定資産の減少のようでした。決算短信によると、棚卸資産は商品評価損と子会社等の譲渡による減少で、のれんに関しては減損ということでした。価値が下がったということを意味するので、あまりいい減少ではないです。

負債

負債約84億46百万円減少してました。営業債務の減少、有利子負債もまだありますが、着実に減少している点はよかったです。

しかし、引当金がだいぶ増えておりました。株主優待引当金という引当金がだいぶ増えてました。色んな会社のBS見てきましたが、こんな引当金初めて見ました。事前に費用を認識している点は保守的ではあるので良いとは思います。ただ、こんな赤字の状況でよくそんなに株主優待に力入れてらるなとは思いました。まぁ、株主優待を売りに、株主を減らさないようにする作戦なのかなと思いました。

 

PL

売上は500億96百万円増加してました。確かに伸びていますが、販管費高いですね。ただ、販管費の明細がないので何に使っているのかいまいち分かりません。きっと広告宣伝費なのではないかとは思っていますが。。。CMとか力入れてそうだし。

 

CF 

やはり、CFを見ると心配になります。

なせかというと、財務CFでしかお金を生み出せておらず、それだけで5億4千万円の資金増加です。財務CFというと、主に財テクで稼いでるようなもんなんで怖いです。

営業CF

営業CFは約36億70億改善され、マイナス104億29百万円。改善された理由は、前回棚卸資産を結構買っていた影響ですね。利息の払いが増えていましたね。これは恐らく借入金の利息の払いの増加と思われます。それ以外はそれほど変化なくでした。

投資CF

投資CFは約14億92百万円改善され、マイナス77億08百万円。改善された理由はSDエンターテイメントの保有不動産の売却等有形固定資産の売却による収入と記載されていました。他にも敷金の回収とかが増えていたので、閉店とかよる敷金の回収と思われます。

財務CF

財務CFは約80億34百万円悪化し、プラス186億84百万円。主要な金の増加は増資です。黒字の段階で増資してて良かったですね。これがなかったら、だいぶきつかったかもしれないですね。

 

財務分析 (メモ)

ここは備忘録なので、飛ばしてください笑

総資産回転率 1.26
有形固定資産回転率 7.58
棚卸資産回転率 3.48
売上債権回転率 6.70
仕入債務回転率 3.24
キャッシュ化速度(CCC) 46.75
棚卸資産回転日数 104.84
売上債権回転日数 54.50
仕入債務回転日数 112.59

  

流動比率 151.54% 普通くらい

当座比率 60.52 ヤバめ

固定比率 100.8% 100%以下

自己資本比率 30.38% 50以上

 

 その他

コミットメントライン契約

2019年5月に取引金融機関とコミットメントライン契約を締結し、機動的かつ安定的な資金調達が可能となっているとのことでした。コミットメントライン契約は予め設定した期間・融資枠の範囲内で、顧客の請求に基づき、銀行が融資を実行することを約束(コミット)する契約です。

これには金利はもちろん、銀行への手数料も支払う必要があります。

しっかりと会社自体でお金を生み出せるようにしなければ、この金利と手数料地獄から抜け出せず、終わる可能性はあります。

継続企業の前提に関する重要な疑義

一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されますが、この企業会計の基準は企業が将来にわたって継続して事業活動を行うことを前提としています。この前提が揺らいでいる場合、この注記が開示されます。今回、RIZAPはこの記載がありました。つまり、倒産の黄色信号といってもいいのかもしれません。

 

こんな感じで、波乱の1年となったRIZAPで、世間的にもマイナスイメージがついた1年になった思います。ただ、個人的にはこの企業の動きは見ていて面白いですし、なぜかこのまま終わるようには思えないです。

まとめ

こんな感じで、波乱の1年となったRIZAPで、世間的にもマイナスイメージがついた1年になった思います。ガイアの夜明けでは、瀬戸社長が来年もこんな状況だったら、僕はここにはいないといっていました。確か、黒字になるまで無報酬でいくともいっていましたので、それほどの覚悟で復活を決意していることが伺えます。

個人的にはこの企業の動きは見ていて面白いですし、なぜかこのまま終わるようには思えないです。なので、もちろん株はこのまま保有します!!

また、引き続きRIZAPには注目していきたいと思います。