まさちんの財テクチャンネル

20代リーマン。金融リテラシー高めて、富裕層目指していきましょ。

爆上げ中のビヨンドミートについて調べてみた

 どーもまさちんです。

 

今回は5/2に米国でIPOをし、爆上げしているビヨンドミートという会社についてです。最近の米国はウーバー、リフトといった有名な企業もIPOを果たしています。しかし、そんな企業よりも爆上げしているのが、ビヨンドミートです。特に株を買うかは分かりませんが、気になったので調べてみました。

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まず、下記のブルームバーグの記事をみてわかる通り、この会社は上場後爆上げしてます。

572%上昇したビヨンド・ミート急落-IPO幹事行が投資判断下げ - Bloomberg

そして、最近も決算を目前に爆上げしてます。

米ビヨンド・ミート株、一時200ドル台に上昇-決算控え買い続く - Bloomberg

 

流行りものには目がない僕はこの会社がとても気になりました。

 

ビヨンド・ミート(Beyond Meat, Inc.)とは

植物ベースのハンバーガーを提供する米国を拠点とする会社です。

【事業内容】

Beyondバーガー、Beyondソーセージ、Beyondビーフクランブル及びBeyondチキンストリップなどの製品を提供する。同社は、牛肉、豚肉、鶏肉の3つの主要肉プラットフォームで、多様な植物由来製品を販売する。

                                 楽天証券より

要は、すごい科学技術で本物に限りなく近い偽の肉を作っている会社ですかね。

正直、豆腐ハンバーグとかと同じ感じかなと思いましたが、分子レベルの研究によって、味や食感、見た目を限りなく本物の肉に近づけているようです。

2009年にイーサン・ブラウンによって設立されています。

植物由来の代替肉を開発・製造する同社は、ハリウッド・スターのレオナルド・ディカプリオ氏やマイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏、日本では三井物産の資本参加しているようです。

高級オーガニック食品スーパー「ホールフーズ」の350以上の店舗と、スーパー大手「セーフウェイ(Safeway)」の280の店舗で取り扱われています。

7月からは、ハンバーガーチェーン「バーガーファイ(BurgerFi)」の全101店舗のうち8店舗で、ビヨンド・バーガーを使用したハンバーガーも販売されているようです。

 

ビヨンド・バーガーの材料

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主な材料

ピープロテイン・アイソレート
圧搾キャノーラ油
精製ココナッツ・オイル


下記は2%以下の割合で含まれている

竹を原料としたセルロース
メチルセルロース
じゃがいものデンプン
天然香味料
マルトデキストリン
酵母エキス

ひまわり油
植物由来のグリセリン
乾燥酵母
アラビア・ゴム
柑橘類のエキス(質を維持するため)
アスコルビン酸 (色を維持するため)
ビートエキス(着色のため)
酢酸
コハク酸
遺伝子組み換え食品のデンプン
アナトー(着色のため)

非常に手が込んでいることもあるためか、価格は普通の肉より倍近くの価格となっているようです。

 

業績 

その2019年1〜3月期決算では純損益が660万ドルの赤字となり、前年同期の570万ドルの赤字から赤字幅を拡大しています。

ただし、売上高は前年同期比215%増の4020万ドルに急増したほか、2019年12月期の売上高見通しも前年比140%増の2億1000万ドルと、アナリスト予想の2億500万ドルを上回りました。

赤字だけど、売上の拡大が凄いようです。

 

 市場

株式会社日本能率協会総合研究所が提供するMDB Digital Searchでは世界の人工肉市場を調査し市場規模を推計しています。

植物性たんぱく質などを使った人工肉は世界で販売拡大が続き、2023年度の世界の人工肉市場は約1500億円になると推計しています。

 

市場規模拡大を予測する理由

・「ビーガン、ベジタリアン菜食主義者)」向けの代替肉需要

 ビーガン(完全菜食主義社)の数はアメリカ、英国で急増しており、また健康志向の食事もトレンドとなっているようです。

・地球保護の観点

 伝統的な畜産業に対して、地球で排出される温室効果ガスの削減、地球上の水の使用により干ばつや砂漠化を削減できると言われています。

・世界的な人口増に伴う食肉不足や健康志向の高まりで代替肉の需要が増加する

 1人当たりの肉類の消費量は年々増加しており、農林水産省の予測ではアジア地域で需要に生産が追いつかない状況になるといわれています。

 

ライバル

調べた限り、市場としては、このまま何も問題が起きなければ、どんどんデカくなる気がしました。しかし、ここで勝ち残るのがビヨンドミートかというと、不明に思えます。下記の通り、ライバルがいます。

 

・食肉加工で米最大手 タイソン

独自の代替肉を開発中

ネスレ

Awesome burger(最高のバーガー)と呼ばれる代替肉製品を販売している。

・インポッシブル・フーズ

まだ未上場ですが、ビヨンドミート と同じく、代替肉を本業としている、正真正銘のライバルです。

大手ハンバーガーチェーン「バーガーキング」の定番商品「ワッパー」に導入され、「インポッシブル・ワッパー」として売られています。

 

そのほかにも、様々な企業が参入してきているようなので、ビヨンドミート のひとり勝ちしていけるのかは微妙なところです。

 

株価

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チャートを見て頂くとわかる通り、ずっと上がってます。買ってみたい気持ちはありますが、上がりすぎな感じがあるのと、競合がいることも考えると、もう少し下がったら考えます。

 

まとめ

以上のように、ビヨンドミートについて調べてきましたが、今後も伸びるのかは個人的には微妙です。個人的には、普通の肉より高い金を払ってまで、人工肉を食べたいかというと、それはNoです。運動すりゃいいと思ってしまいます。

ただ、価格が普通の肉と変わりないくらいになれば、買いたいと思いそうです。

というか、正直まずは食べてみたかったですが、残念ながらまだ日本には上陸していないようです。

日本上陸したら日本でも流行るかもしれないですね。

とりあえず、今後の動向は注目していきたいと思います。

では。