米国VTIと楽天VTIの違いPart.2(米国株の最低取引手数料無料化後)
どーも、まさちんです。
前回挙げた記事から更新の必要が出てきました。米国株にシフトしつつあり、資金があまりない自分にとっては朗報でした。しかし、やっぱり米国VTIの方が良いというように状況が変わり、積立の方針を変える必要が出てきました笑
すでにご存知の方はいらっしゃると思いますが、つい最近に米国株の最低取引手数料が無料になりました!
ネット証券3社、米国株の最低取引手数料で値下げ競争。結果無料に
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1195454.html
この改善により、前回紹介した米国VTIと楽天VTIのコストの違いに変化が生まれました。
手数料無料化
まず、ネット証券3社の手数料無料化の経緯が面白かったので紹介します。
約5日間の業界内で健全な価格競争が繰り広げられていました。携帯会社も見習って欲しいです。
・7/4 事の発端
マネックス証券が7月4日に突如として、米国株最低取引手数料を5ドルから0.1ドルに引き下げると発表。
この時は最低取引手数料はどこも5ドルだったので、業界で最安と宣伝して勝ち誇っていました。
・翌5日
楽天証券が負けじと0.01ドルに引き下げました。
・週明け8日
マネックス証券も対抗して、0.01ドルに。
・9日 終焉
今まで現れていなかったSBI証券が無慈悲の無料という策に出ました。なんか最後に最強の一撃を出す感じはボス感出てます。
・翌10日
これを出されたらもう策はないので、楽天証券、マネックス証券という流れで2社も無料化しました。
結果、マネックス証券、楽天証券、SBI証券3社とも最低取引手数料は無料になりました。
なんか、マネックス証券が一番かっこ悪い感じになってますが、この動きを一番最初に行ったマネックス証券を僕は讃えたいです。
シュミレーション
さて、この最低取引手数料の無料化を受け、楽天VTIと米国VTIを購入した場合、どうなるのかを考えたいと思います。
前回の記事でシミュレーションした限りでは、一回で大量に買うなら米国VTI、毎月5万円で積立するなら楽天VTIとなっておりました。
楽天VTI
・信託報酬:年0.172%(税込)程度(消費税率が10%となった場合)
米国VTI
・信託報酬:年0.04%(税込)
・為替手数料:4銭(SBIネット銀行の外貨預金。FXでの換金を考慮しないと、これが一番安いと思われます。)
・取引手数料:1取引あたり約定代金の 0.45%(手数料上限は20米ドル)。
具体例①一回で大量に買う。
これはおさらいという事で、載せておきます。変わりはないです。
1回で100万円分を購入し、20年間運用すると適当に設定して考えてみます。分配金は米国VTIが何円になるか予想するのが難しい為、考えません。評価益も考えません。
楽天VTI
信託報酬→100万円✖️0.172%=1,720円✖️20年=34,400円
米国VTI
・為替手数料→400円
・取引手数料→1ドル100円と想定すると、2,000円
・信託報酬→100万円✖️0.04%=400円✖️20年=8,000円
400円➕2,000円➕8,000円=14,000円
差額20,400円分 米国VTIの方が安い
一発で大量に買えば米国VTIの方が20,400円お得です。
具体例②コツコツ積み立てる。
毎月5万円を20年間(240か月)運用する場合。こちらも分配金、評価益のことは考慮しません。
楽天VTI
年数 | 元本 | 信託報酬 |
1 | 600,000 | 1,032 |
2 | 1,200,000 | 2,064 |
3 | 1,800,000 | 3,096 |
4 | 2,400,000 | 4,128 |
5 | 3,000,000 | 5,160 |
6 | 3,600,000 | 6,192 |
7 | 4,200,000 | 7,224 |
8 | 4,800,000 | 8,256 |
9 | 5,400,000 | 9,288 |
10 | 6,000,000 | 10,320 |
11 | 6,600,000 | 11,352 |
12 | 7,200,000 | 12,384 |
13 | 7,800,000 | 13,416 |
14 | 8,400,000 | 14,448 |
15 | 9,000,000 | 15,480 |
16 | 9,600,000 | 16,512 |
17 | 10,200,000 | 17,544 |
18 | 10,800,000 | 18,576 |
19 | 11,400,000 | 19,608 |
20 | 12,000,000 | 20,640 |
合計額 | 12,000,000 | 216,720 |
計算によると、合計コスト216,720円です。
米国VTI
年数 | 元本 | 為替手数料 | 取引手数料 | 信託報酬 |
1 | 600,000 | 4,800 | 2,700 | 240 |
2 | 1,200,000 | 4,800 | 2,700 | 480 |
3 | 1,800,000 | 4,800 | 2,700 | 720 |
4 | 2,400,000 | 4,800 | 2,700 | 960 |
5 | 3,000,000 | 4,800 | 2,700 | 1,200 |
6 | 3,600,000 | 4,800 | 2,700 | 1,440 |
7 | 4,200,000 | 4,800 | 2,700 | 1,680 |
8 | 4,800,000 | 4,800 | 2,700 | 1,920 |
9 | 5,400,000 | 4,800 | 2,700 | 2,160 |
10 | 6,000,000 | 4,800 | 2,700 | 2,400 |
11 | 6,600,000 | 4,800 | 2,700 | 2,640 |
12 | 7,200,000 | 4,800 | 2,700 | 2,880 |
13 | 7,800,000 | 4,800 | 2,700 | 3,120 |
14 | 8,400,000 | 4,800 | 2,700 | 3,360 |
15 | 9,000,000 | 4,800 | 2,700 | 3,600 |
16 | 9,600,000 | 4,800 | 2,700 | 3,840 |
17 | 10,200,000 | 4,800 | 2,700 | 4,080 |
18 | 10,800,000 | 4,800 | 2,700 | 4,320 |
19 | 11,400,000 | 4,800 | 2,700 | 4,560 |
20 | 12,000,000 | 4,800 | 2,700 | 4,800 |
合計額 | 12,000,000 | 96,000 | 54,000 | 50,400 |
⬇︎ | ||||
合計コスト | 200,400 |
為替が1ドル100円という仮定で、取引手数料を考えます。
毎月500ドルなので、500ドル×0.45%=2.25ドル(225円)
今回の手数料無料化により、強制5ドルかかるのがなくなり、
試算によると 合計コストが200,400円となりました。
前回の最低手数料無料化前は、合計コスト266,400円でしたので、66,000円安くなりました。
そして、楽天VTIの積立と比較した際も、
差額16,320円分 米国VTIの方が安い
積立の場合も、まさかの米国VTIに軍配が上がるように変化しました。
為替の動きがあるので、金額は正確ではないですが、これほどの差があるなら米国VTIの方が安く収まると考えられます。
まとめ
一回で大量に買う場合も積立の場合も米国VTIという事になりました。前回、積立の場合は楽天VTIの方が良いとなっていたのに、まさかの状況が変わってしまい困惑しています。この最低手数料無料化はまさに自分のような、少額で米国株を買いたい貧民にとって朗報となるようです。MAXの手数料は変わらないので、資金力がある人には全くどうでもいいニュースだったのかもしれません。
これを受け、また僕は米国VTIを買っていく方針に変えます。ただ、分配金があったり外国税額控除とかの煩雑さが残る点はネックです。
ただ、やはり米国株が最近最高値を更新したりと、上がり方に目を見張るものがあるので、米国株にシフトチェンジいきたいと思っています。そのために、少しでも米国株取引に触れておいたほうがいいと思ったので、米国VTIを買っていこうと思います。
では。
米国VTIと楽天VTIの違いについて
どーも、まさちんです。
今回は現在毎月買い増し中のVTIに関して、調べました。
先日、同じく投資好きの友人との会話で、楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)と米国の本場のVTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)って何が違うのかという話題があり、自分も正直よく分かっていませんでした笑
実際、自分自身興味があったので調査してみました。
結果、自分は楽天VTIで良いということが分かりました笑
種類の違い
まず、種類が違います。
楽天VTIは投資信託で、米国VTIはETF(上場投資信託証券)です。市場で買えるか、買えないかの違いがあります。つまり、米国VTIは指値とか成行の注文方法を選べます。ただ、個人的にVTIは基本長期目線での利益を狙うものだと思うので、あんま意味ないと思いました。
楽天VTIは投資信託ということですが、図のように、「投資家→ベビーファンド→マザーファンド→本場のVTI(ETF)→米国の個別株達」てな感じの投資信託です。このような仕組みをファミリーファンド方式と言うそうです。ファミリーファンド方式は、マザーファンドで資金を大きく管理することによる効率化を狙ったものだそうです。それで、コスト削減が出来ているようです。
このような構造の為、値動きも米国VTIと楽天VTIはほぼ同じようです。
分配金の違い
楽天VTIは基本分配金がなく再投資してくれます。米国VTIは年4回分配金があります。
分配金は年々増えていますし、あった方がいいんじゃないかと思われますが、楽天VTIの方が税の繰り延べ効果が期待出来ます。
過去の記事でちょこっと触れてますが、米国で10%、日本で20%税金が引かれます。で、確定申告すれば外国税額控除で10%を還付できます。NISAの場合は、10%だけかかります。申告という作業があるのもめんどいです。
一方、楽天VTIは分配金が基本はないので、売った時にのみ税金20%がかかります。
繰り延べているだけですが、申告が必要な点等を考慮すると楽天VTIの方が良いように思えます。
※目論見書によると、『毎決算時に、原則として収益分配方針に基づき分配を行います。ただし、必ず分配を行うものではありません。
(注)当ファンドには、「分配金受取コース」と「分配金再投資コース」があります。なお、お取扱い可能なコースおよびコース名については、販売会社により異なる場合があります。詳しくは、販売会社にお問い合わせください。』とのことです。
手数料の違い
楽天VTI
・信託報酬:年0.172%(税込)程度(消費税率が10%となった場合)
米国VTI
・信託報酬:年0.04%(税込)
・為替手数料:4銭(SBIネット銀行の外貨預金。FXでの換金を考慮しないと、これが一番安いと思われます。)
・売買手数料:1取引あたり約定代金の 0.45%(最低手数料は5米ドル。手数料上限は20米ドル)。
信託報酬は米国VTIの方が圧倒的に安いですが、その他の手数料が痛いです。
実際どれくらいの差が発生するか、2つの事例で考えてみます。
具体例①一回で大量に買う。
1回で100万円分を購入し、20年間運用すると適当に設定して考えてみます。分配金は米国VTIが何円になるか予想するのが難しい為、考えません。評価益も考えません。
楽天VTI
信託報酬→100万円✖️0.172%=1,720円✖️20年=34,400円
米国VTI
・為替手数料→400円
・売買手数料→1ドル100円と想定すると、2,000円
・信託報酬→100万円✖️0.04%=400円✖️20年=8,000円
400円➕2,000円➕8,000円=14,000円
差額20,400円
一発で大量に買えば米国VTIの方が20,400円お得そうです。
具体例②コツコツ積み立てる。
毎月5万円を20年間(240か月)運用する場合。こちらも分配金、評価益のことは考慮しません。
楽天VTI
年数
|
投資額
|
信託報酬
|
1
|
600,000
|
1,032
|
2
|
1,200,000
|
2,064
|
3
|
1,800,000
|
3,096
|
4
|
2,400,000
|
4,128
|
5
|
3,000,000
|
5,160
|
6
|
3,600,000
|
6,192
|
7
|
4,200,000
|
7,224
|
8
|
4,800,000
|
8,256
|
9
|
5,400,000
|
9,288
|
10
|
6,000,000
|
10,320
|
11
|
6,600,000
|
11,352
|
12
|
7,200,000
|
12,384
|
13
|
7,800,000
|
13,416
|
14
|
8,400,000
|
14,448
|
15
|
9,000,000
|
15,480
|
16
|
9,600,000
|
16,512
|
17
|
10,200,000
|
17,544
|
18
|
10,800,000
|
18,576
|
19
|
11,400,000
|
19,608
|
20
|
12,000,000
|
20,640
|
合計額
|
12,000,000
|
216,720
|
計算によると、合計コスト216,720円です。
米国VTI
年数
|
投資額(元本)
|
為替手数料
|
売買手数料
|
信託報酬
|
1
|
600,000
|
4,800
|
6,000
|
240
|
2
|
1,200,000
|
4,800
|
6,000
|
480
|
3
|
1,800,000
|
4,800
|
6,000
|
720
|
4
|
2,400,000
|
4,800
|
6,000
|
960
|
5
|
3,000,000
|
4,800
|
6,000
|
1,200
|
6
|
3,600,000
|
4,800
|
6,000
|
1,440
|
7
|
4,200,000
|
4,800
|
6,000
|
1,680
|
8
|
4,800,000
|
4,800
|
6,000
|
1,920
|
9
|
5,400,000
|
4,800
|
6,000
|
2,160
|
10
|
6,000,000
|
4,800
|
6,000
|
2,400
|
11
|
6,600,000
|
4,800
|
6,000
|
2,640
|
12
|
7,200,000
|
4,800
|
6,000
|
2,880
|
13
|
7,800,000
|
4,800
|
6,000
|
3,120
|
14
|
8,400,000
|
4,800
|
6,000
|
3,360
|
15
|
9,000,000
|
4,800
|
6,000
|
3,600
|
16
|
9,600,000
|
4,800
|
6,000
|
3,840
|
17
|
10,200,000
|
4,800
|
6,000
|
4,080
|
18
|
10,800,000
|
4,800
|
6,000
|
4,320
|
19
|
11,400,000
|
4,800
|
6,000
|
4,560
|
20
|
12,000,000
|
4,800
|
6,000
|
4,800
|
合計額
|
12,000,000
|
96,000
|
120,000
|
50,400
|
|
|
↓
|
|
|
|
合計コスト
|
266,400
|
|
|
僕の試算によると、合計コスト266,400円でした。
差額49,680円
積立する場合、圧倒的に楽天VTIに軍配が上がります。
まとめ
一回で大量に買う場合は米国ETF、積み立てる場合は楽天VTIという事になりそうです。自分は、1回で大量に買う資金力はないですし、長期でコツコツやっていこうと思っていたので、楽天VTIの方が良いことが判明しました。
正直あまり深く考えず、米国ETFいいのかー、とりあえず毎月買っていこうと思い、既に6単位買ってました。この調査の結果、これからは楽天VTIを毎月買っていきます。
この時点で気づけてよかったです。
今後の投資スタイル
どーもまさちんです。
GW最終日、憂鬱な中でのかなり久しぶりの投稿です💧
言い訳になりますが、GW前は仕事が多忙すぎたのと、軽い引っ越しを行っていた、資格勉強していた、GW中は堕落しすぎた等が原因です。また、いいもの書こうと考えすぎてしまったのも原因なので、今後もうちょっとテキトーに書いていくようにしたいと思います笑
近況
そんな状況のなかでも一つの投資は行っておりました。
米国ETF(上場投資信託)への投資です。ETFは、株とほぼ同じような感じだと思ってます。
ことの発端は、日本の人口が8年連続で減っているというニュースを見てからです。マクロ視点では、日本経済やばくねーかと思いはじめました。
人口現象は現実に起こっており、恐らく今後も減っていくと思われます。となると、日本経済へ賭けるのは、ナンセンスないんじゃないかと。人口がいなければ、生産性も下がるし、消費者も減ります。こうなると、特に日本の投資信託とかは期待が薄いように感じました。。
となると、どこにかけるかという話になりますが、やはり世界を牽引しているのは米国と考えます。
GAFAと呼ばれる、Google、AMAZON、Facebook、Appleとか見ると、あきらか強いですよね。さらに、最近uber、リフトといった新興企業もIPOが行われました。出てくる企業も強いです。人口も移民により減ってはいませんし、今後を想定しても、米国へ賭けるのが賢明かと考えました。
そんなこともありつつ、GW中に投資スタイルを見つめ直し、自分なりの今後の投資スタイルを考えました。
今後の投資スタイル
以上のいきさつから、以下の投資スタイルを行っていこうと思いました。
①VTI等の米国ETFに毎月投資
②有望な個別株を探して、全力投資
③節約生活する
VTI等の米国ETFに毎月投資
個別の米国株を検討するのはなかなか難しそうなのと、まだ調査の時間を要しそうなので、一旦ETF(上場投資信託)と呼ばれている、投資信託だけど市場で売買可能な金融商品を購入しようと思いました。手数料(信託報酬)が安いのでも有名です。
中でも、多くの米国株投資家ブロガーさん等が手始めにこれ投資しとけば間違いないと言っているVTI(バンガード トータルストックマーケットETF )と呼ばれるETFを購入します。もうひとつに、VOOというのも有名ですが、違いはVOOの方が銘柄が少なく、ほぼS&P銘柄という感じです。一方、VTIは銘柄が幅広い為、もはや米国に投資しているようなETFです。詳細はググってください笑
過去の成績はほぼ変わりないですが、一応守り高めに見えるVTIにすることにしました。
とりあえず、このVTIに毎月脳死で投資していきます。ドルコスト平均法を有効にするには、たくさんの時間を確保する必要があるため、迷ってるならとりあえず、まだ若めの内に突っ込んでおこうと思いました。現状、3単位購入済みです。
その間に、米国株への知識を蓄え、個別株を検討するか、別のETFも検討するか、していこうと思います。
有望な個別株を探して、全力投資
今後の投資方針は、ETFを守りの投資とし、個別株で攻めの投資としていこうと思ってます。ここの比率はまだ検討中です。
個別株に関しては、米国いきたいところなんですが、まだ知識不足なので、日本株を探していきます。序盤で、日本オワコンとか言ってましたが、それは日本全体の話で、個別株は上がるものはあると思っています。また、米国株に比べ、情報も得やすいというのもあります。戦法は先日読んだエナフン流株式投資術を参考にしていきます。
この著者もサラリーマン兼ブロガーです。主にピーターリンチを参考にした投資法なので、いずれピーターリンチも読もうと思います。スパン長めで、大きな利益を取りにいく感じです。色々読んできた中でも、あまり頻繁にチェック出来ない会社員に適した方法だと思い、めんどうなことが嫌いな自分にも現実的に思えました。いずれ、メモも兼ねてまとめておきたいです。興味ある方はぜひ読んでみてください。
節約生活する
最後に節約です。ドケチを目指します。これは、投資方法とかではないですが、やはりどうしても種銭が必要となってきます。大きな利益を取るために、資金は多ければ多いほど良いです。
先ほどの本にもありましたが、ドケチ生活は子供や家族が出来るまでにやっておいて損はないと書かれております。確かに、子供が出来てもドケチ生活していたら、流石にかっこ悪いです。しかし、現在の独身男性がドケチ生活してても、周りの人から哀れな目で見られる可能性があるだけで、特に支障はないと思っています。
そして、この精神を根付かせることは今後も大切だと思っています。金持ちはよく、見栄で無駄に良いものを買ったりしています。そのような見栄張りを防ぐためにも、この精神を根付かせることは大事だと思っています。
正直、今まで出費に対し、無頓着な部分があったりしたので、可能な限りコスト削減を行っていこうと思います。
以上、今後の投資スタイルについてでした。
これを踏まえた報告等を行っていけたらと思います。
RIZAP 第3四半期決算の感想
どーも、まさちんです。
今回はRIZAPを好き勝手に語ります。
前の記事を見て頂ければと思いますが、RIZAPの暴落を体験しつつも、懲りずに私は復活あると思いながら、見守っています。株価上がって欲しいという願望もありますが。。。笑
ということで、前回記事の第2四半期決算からどのような変化があったのか把握しようと思います。第三四半期決算は2/14バレンタインデーに発表がありました。
概要
全体の感想として、今期はM&Aしまくって負ののれんを計上しまくったことの反省から、この辺りの整理をやり切り、来期から順調に成長していくのではないかと思いました。なので、今期末の決算も間違いなく赤字ではあるでしょう。ただ、M&Aを凍結し、選択と集中による事業譲渡等で不必要な事業等を吐き出すことで、これ以上利益に悪影響を与えないような基盤が築かれるのではないかと思っています。瀬戸社長はまだ若いですので、今期の失敗からより素晴らしい経営者になることを願います。
☝️利益は赤字となっておりますが、売上は順調に伸びています。
また、その他収益費用が、今回の売却損等の構造改革に伴う費用なので、一時的なものです。
あいかわらず、RIZAPの本業である、ヘルスケア関連事業は順調に伸びています。この点が非常に心強いです。GOLF事業は初の黒字化を達成しており、英会話も黒字化は目前といったようでした。
また、最近開始している1:Nを謳うEXPA(暗闇フィットネス)、LIPTY(ダイエットホットヨガ)というヘルスケア事業も、順調な拡大を遂げていました。
18年12月から開始されているSOUGYMはシニアをターゲットとしたヘルス事業となっており、ビッグデータの利用等の先進的な技術でフィットネスを行うような内容となっています。これはシニア層の健康意識の強い顧客獲得に寄与する事業となるように思えました。
また、この第3四半期でSDエンターテイメントの一部事業売却、ジャパンゲートウェイの売却を行なっています。しっかりと関連性がなさそうな事業が排除されているようです。この選択と集中により、前までは何の会社かよく分からない会社のようでしたが、ようやく一貫性のある企業となりえそうです。
数字をみる
BS(貸借対照表)
資産合計は547百万円減っています。前回に比べるとキャッシュは減っており、棚卸資産と有形・無形資産が増加しています。
資産が547百万円減っていましたが、それ以上に負債合計が1,464百万円減っているので、まぁ良しでしょうか。特に、利子が発生してくる有利子負債が減っているのは朗報と思われます。
PL(損益計算書)
前四半期から売上が凄い増加してるので、売上総利益が27,916百万円も増加してますが、販管費が25,501百万円も増加してます。その他の費用は、説明会で構造改革の費用と分かりましたが、販管費の増加は何なのでしょうか。不明です。
前四半期の販管費の費用水準であれば、今回は黒字でした。この費用を削減していくことが出来れば、利益は出てくるんではないでしょうか。
CF(キャッシュ・フロー計算書)
前四半期と比較すると、営業CFは減少し、投資CFは増加してます。営業CFがプラスになってほしいのですが、とりあえず、前回よりキャッシュアウトが減ってるのは朗報です。
ぱっと見、営業CFは棚卸資産の増減が目立ちます。イデアインターナショナル、MRKホールディングス、創建ホームズ等の在庫の増加等により棚卸資産の増加4,543百万円と記載はされてました。この点は、やはり質疑応答の時間で質問がありましたが、瀬戸社長曰く年末に向けて買いまくるらしいです。しかし、売上は遅れてくるとのことです。
また、営業債権のマイナスは、今回売上が凄かったので売掛金が残っている為かと思います。
投資CFの主な内容として、シカタ等の子会社の取得による支出5,425百万円、RIZAP関連、HAPiNS、MRKホールディングスの店舗の新規出店等による有形固定資産の取得による支出4,357百万円等とのことでした。投資CFは基本成長の為の支出です。めっちゃ使ってるわけでもないので、まぁいいんじゃないでしょうか。
財務CFは減少しています。長期借入の収入が3,317百万円増加、支出が4,565百万円増加してます。借金増えてはいますが、支出の方が多いのと、BSで有利子負債が結構減っていたので、たぶん返済の方が多いのかなと思います。
主な内容としては、第2四半期連結累計期間に実施した公募増資及び第三者割当増資に伴う株式の発行による収入35,480百万円と、SDエンターテイメントやRIZAP等の、長期借入金の返済による支出11,272百万円や社債の償還による支出2,709百万円等とのことです。
まとめ
BSは特にないです笑
PLは販管費の内訳とかみないと私には推測できませんでしたが、販管費の増大が痛いですね。新店舗によるものか、内容が正直よく分からない構造改革系の費用でしょうか。とにかく、売上は伸びてるので、今後はコストを削ることが重要となりそうです。
財務CFに関しては、営業CFがマイナスなので、借金するのはしょうがないです。しかし、利子が負担となるはずなので、早く自社で賄えるようにになることを祈りたいところです。
質疑応答から
RIZAPの決算動画の後半は質疑応答があります。RIZAPの決算は比較的質問が多いような気がします。個人的には面白い情報を知れるのでよいです。
2019年3月期 第3四半期 決算説明会 - YouTube
ざっと大事そうと思われる所を以下に記載します。
・松本取締役から見た瀬戸社長の構造改革のスピードはまぁまぁ。
・構造改革のロードマップはある。
つまりは、具体的な社名等の情報発言はなかったですが、選択と集中の計画はちゃんと練られているのでしょう。
・現状の会社には、大きく「成長産業」、「キャッシュカウ」、「色々問題ある会社」の3つのグループに分かれる。色々問題ある会社をどんどん整理していくんだろうと思います。
・グループ全体でのコストの無駄使いが多いので、来年度は約50億円のコストを削減予定。
とにかく、整理をガンガンしていくんだろうなという感じがしました。
・新たに医療分野をやったらいいんじゃないかと思っている。
・営業CFの在庫増減の数字に関しては、基本年末に向けて買いまくるっぽい。しかし、売上は遅れてくるとのこと。
・松本氏の去就は、具体的には考えていない。とりあえず、関係性が途切れることはないだろうとのこと。いい関係性は築けているとのこと。
以上、今後もRIZAPを見守っていこうと思います。
2019年経済に関して
どーも、まさちんです。
新年なってから何かとごたごたして、全く更新出来ないでいました。
だいぶ遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
さて2019年がやって参りました。2018年は色々なブロガーの方を拝見する限りは、非常に厳しい相場の年であったことが伺えました。
私は財テク系を謳うブログとしてやっていこうと決意しましたが、備えあれば憂いなしということで、まずは2019年の経済に関してざっくりと把握していこうと思います。主に週刊東洋経済をくまなく読みまして、その情報を元にまとめています。とりあえず、政治とかも含めると難しいので、主要国の経済だけにスポットを置いてます。
中国の成長減速
実質GDP成長率見込み:
2018年 中国6.6⇨2019年 6.3(出所:OECD)
とりあえず、中国経済は減速しそうに思えました。
ことの発端は、米国の自国主義のようです。今まで最強であった米国にとって脅威となりつつある中国の成長に対して、主に関税という手段で、成長を妨げようしています。
また中国を世界から切り離す動き(デカップリング)もありえなくはない状況のようです。米国政府の要請にて、英、豪、ニュージーランド、日本の携帯会社は5Gの通信設備からファーウェイやZTEといった中国メーカー製品を除外することを決めています。
また、19年には日米物品貿易協定(TAG)交渉が本格化するらしく、ここで中国に不利になる条項が入ると、さらなる孤立を加速させていくかもしれません。最強の米国を怒らせた中国は結構ピンチ状態なんだなと感じました。
実態としても、中国は成長を重ね、労働コストの上昇や法人税率の優位性が薄れています。今まで安価が売りであった中国から生産拠点が別の国に移ってしまった場合、成長にストップがかかるかもしれません。
また、中国の衰退は周辺国へも悪影響を与えるでしょう。18年のスマホ出荷台数は前年比マイナス8.8%、乗用車の販売台数も前年比マイナス18%の見込みのようです。消費国でもある中国の減速は、世界経済へも影響を与えるでしょう。
米国はギリ伸びる?
実質GDP成長率見込み:
2018年 米国2.9⇨2019年 2.7(出所:OECD)
直近で見るとFANGの陰りが表れています。最近appleの株価が大幅に下落しましたが、これは中国経済の衰退が大きく影響しています。米中貿易摩擦が中国に悪影響を及ぼしつつ、合わせて米国自身に悪影響を及ぼしているようです。
また、12月2日米国の国債は長短金利が逆転する逆イールドカーブを形成しました。01年のITバブル崩壊07年のサブプライムバブルの崩壊の際、逆イールドカーブが出現しており、リセッション(景気後退)のシグナルと言われています。
前述の通り、中国の不調により外需の伸びは鈍化するうえ、関税を中心とした通商政策の不透明感等から設備投資が伸び悩みそうですが、良好な雇用・所得環境を背景に個人消費の堅調な拡大が見込まれそうです。実際に12月の米雇用統計は31.2万人増、過去10カ月で最大となっています。これは逆イールドカーブを形成したとはいえ、2000年や07年リセッション前とは景色が違うようです。
またニッセイ基礎研究所が作成した表を見ますと、設備投資以外は18年とそこまでの大差はないです。昨年の設備投資の増加は米国の減税効果が大きな影響と考えられます。ただ、米中貿易摩擦による外需の影響もあるので、大きく伸びるかというと微妙そうで、どっちに動くか正直よく分からないというのが結論ですが、個人的には、米国は大丈夫だと思ってます。
日本経済はつられてヤバめ
実質GDP成長率見込み:
日本0.9 ⇨2019年 1.0(出所:OECD)
2019年 主なスケジュール
4月1日 新元号発表
4月27日〜5月6日 10連休
5月1日 新天皇即位
6月28〜29日 G20サミット
7月21日 参院選
秋 憲法改正発議予定
10月1日 消費税10%(軽減税率導入)
幼児教育・保育の無償化導入
12月 税制改正
個人的に2019年は結構大きな動きがあるように思えます。特に元号が変わるのと、消費税増税、幼児教育・保育の無償化は大きな動きだと思います。
幼児教育・保育の無償化は正直知りませんでした笑。19年10月から、消費税増税に伴い、借金返済原資から振り替えた約8000億円の財源で実施します。3~5歳児の保育、1日最大11時間の利用が無償化されるようです。月額は最大で10.1万円です。主に中所得者に恩恵があるようです。
デメリットは浮いた金を延長保育料金として使うようになり、母親の労働時間の拡大につながり、それに伴う保育士の労働時間の拡大と言われています。
これまでのアベノミクスは物価目標2%を達成出来ずとも、緩やかな景気拡張と株高を達成してきました。しかし、2019年は主に消費税増税、世界景気の減速等の懸念事項があります。
日本経済の懸念事項
消費税増税
19年は10月に消費税率10%への引き上げが予定されておりますが、前回の増税時の景気落ち込みを教訓に政府は下記に記載する色々な対策を練っています。
・軽減税率⇨ご存知の方が多いと思いますが、主にテイクアウトは8%になります。
・幼児教育の無償化と年金生活者支援給付金
・低所得や子育て世代向けのプレミアム付き商品券の発行
・住宅・自動車購入者向けの減税やポイント付与
・キャッシュレス決済の5%ポイント還元
過去記事でも取り上げましたが、政府はキャッシュレス化の促進諮ってます。消費税対策を兼ねて、中小の店舗でキャッシュレス決済をした場合に限って最大で5%分を消費者に還元する方針です。
増税により、消費は落ち込むことになるでしょう。
ただ、こうした対策が練られている点と、増税率が2%と小幅である点から、前回の増税時程は景気が落ち込むことはないだろうと言われています。
世界景気の減速
日本経済の1番の懸念点は、これだと言われています。というか、どの国もこれですね。ただ、特に日本はこれまで絶好調といわれた米国経済、中国経済の恩恵をたっぷり受けてきました。国内の消費が低迷しているにもかかわらず、2017年から18年にかけて景気がそこそこの水準で推移したのは、日本の製造業が米国、中国向けにたくさんの製品を輸出したからといえます。
直近の悪影響が出た例でいうと、日本電産の決算が物語っています。日本電産が1月23日発表した平成30年4~12月期連結決算は、売上高が前年同期比4・4%増の1兆1543億円、営業利益が2・5%増の1293億円、最終利益が9・8%増の1032億円で、いずれも過去最高でした。ただ、米中貿易摩擦が激化した30年10~12月期の売上高は、直前の7~9月と比べると4・4%減の3767億円です。最大の稼ぎ頭である中国での売上高の落ち込みなどが響きました。このように米国、中国の景気が落ち込むことで、日本企業に悪影響を及ぼすことになるでしょう。
外需に不安材料がある為、相対的に内需にかかっていますが、内需は消費税増税という不安材料がある為、成長要因がないに等しいです。唯一、好材料となりえそうなのが、調べた限りでは、足下で進んでいるエネルギー価格の下落です。
まとめ
ざっと見てきましたが、2019年の世界経済が好調になるとは思えませんでした。投資の面で考えると、経済の流れは良くないので、景気に関係なく、独自で成長していけるようなセクションに投資していくのが良いのではないかと思いました。また、米国は落ち込み要素は比較的少なそうなので、米国がいいんじゃないかと。。。
てことで、2019年は日本株は個別の優良そうな株を見つけ出せたら投資しつつ、米国全般(多分ETFあたり)に投資出来たらなと思ってます。
ペイペイッ!カオスな決済サービス調べてみた
どーも、まさちんです。
PayPayが世間を賑わしておりますね。
ソフトバンクさんは一気にQRコード決済の覇権をとったんじゃないでしょうか。にしても、戦略は素晴らしいですね。
既に色々情報出回ってますが、今回はPayPayに限らず、今の決済方法が乱立する中で、どの決済方法が一番得するかを個人的見解を勝手に記載していこうと思います。
現在の日本の決済事情
一旦、決済事情をみてみます。
下図を見ていただくとわかる通り、日本の決済方法はカオスです。コンビニの店員さんとかは大変でしょう。
これまでの支払手段としては、電子マネー、デビットカード、モバイルウォレッ
ト、クレジットカードといったものが主流でした。しかし、最近になってどんどん現れてきているのが、QRコード等を使ったモバイル決済です。今回はここに焦点を当てます。
そもそも、最近こんなにキャッシュレスが騒がれているのかというと、国を挙げてキャッシュレス化目指しますといっているからのようです。
2018年4月に経済産業省がキャッシュレス・ビジョンというのを発表してますが、それによると、大阪・関西万博(2025 年)に向けて、「支払い方改革宣言」 として高いキャッシュレス決済比率の実現を宣言しています。さらに将来的には、世界 最高水準の 80% を目指していくということだそうです。
参照ページhttp://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/shoryu/credit_carddata/pdf/009_03_00.pdf
野村総合研究所の調べによると、世界各国のモバイルペイメントを含むキャッシュレス決済比率の比較を行うと、キャッシュレスが進展している国では 40%~60%台であるのに対し、日本では約20%にとどまっています。だいぶ道のりは長いですね笑
そこまでしてやろうと意気込んでるのにはメリットがあるからのようです。
先ほどのキャッシュレス・ビジョンによると、
「実店舗等の無人化省力化、不透明な現金資産の見える化、流動性向上と、不透明な現金流通の抑止による税収向上につながると共に、さらには支払データの利活用による消費の利便性向上や消費の活性化等、国力強化につながる様々なメリットが期待される。」とのことです。
国としては税をしっかり取れるという点にメリットが大きそうですね。
PayPay祭り時の得する決済方法
前置きはさておき、本題に入ります。
現状のPayPayキャンペーン中は一番得する決済方法は間違いなく、世間で騒がれている通りPayPayだと思います。
12月4日、QRコード決済サービス「PayPay」の100億円あげちゃうキャッシュバックキャンペーンが始まりました。
物を買うと、利用金額の20%がポイントバックされるというお得すぎるキャンペーンです。支払い後、原則として決済の翌月10日前後に20%のPayPayボーナスを付与されます。
特徴は以下です。
・「PayPay」で支払った金額の20%が還元(還元額は月額5万円上限)
・「PayPay」で支払うと、抽選で全額還元(10万円上限)
・ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは「10回に1回」の確率
・Yahoo!プレミアム会員は「20回に1回」の確率
・それ以外の方は「40回に1回」の確率
抽選に当たらなくても、20%の還元なので、その他の決済方法に比べたらダントツで還元率が良いです。
製品をお得に買おうとビックカメラで長蛇の列ができたほか、決済殺到により一部でサービスがダウンするなど、“PayPay祭り”が続いたりしてます。
普通に使っても20%オフなので、充分に特ですが、さらにお得に使う方法がありますので、この方法でぜひ利用すべきでしょう。
3重取り!!
さらにPayPayをお得に決済する為に、ポイント3重取りの方法があります。これも自分が調べた時はまだそんな情報が出回っていませんでしたが、今やめちゃめちゃ出回ってます。
還元率を高める肝は、「Kyash」というアプリです。
「Kyash」は、メールアドレスと電話番号があれば、アプリで簡単に発行できるバーチャルVISAプリペイドカードです。仮想クレジットカードですね。
このアプリ知らなかったのですが、これ単体でも普通に使えそうに思えました。カードを持つ必要がなくなります。
Kyash
「Kyash」のキャッシュバック還元率は2.0%!
Visa加盟店で「Kyash」で支払いをすると、後日、支払い金額の2.0%の金額が「Kyash」残高に還元されます。この時点で普通に高いです。
ここでPayPayの20%と合わせ、2%分のポイントゲットします。
PayPay20%➕Kyash2%=22%
この方法により、2重の還元が完了です。
さらに、「Kyash」は、支払い金額に対して残高が足りない場合は、登録しているクレジットカードから不足分が自動的にチャージされます。
※PayPayの場合、全額が自動的にチャージされますが、「Kyash」の場合、不足額が自動的にチャージされるようです。
現状、登録できるカードは、Visa、Mastercardのクレジットカード、デビットカードです。
最後の3重取りとして、「Kyash」の残高を0にし、クレジットカードのチャージを発動させます。
これにより、クレジットカードの還元率が機能し、3重取り完了となります。
例えば、高還元率で知られているレックスカード(還元率1.25%)もしくはリーダーズカード(還元率1.25%)を登録していたとすると、最終的にこうなります。
PayPay20%➕Kyash2%➕クレジットカード1.25%=23.25%
よく考えたもんです。
設定方法
3重取りの設定は簡単です。下記に簡単に書きます。
↑まずはバーチャルカードを発行します。
リアルカードだと利用限度額5万に上がるのでそれでも良いですが、郵送までに時間はかかります。ちなみに、バーチャルは3万です。
↑作成完了。
↑「Kyash」のカード設定で、クレカを登録します。
最後に、PayPayにてKyashのカードを登録します。
以上。
4重取り!?
そしてPayPay対応店舗が増えれば、4重取りも可能になってくると言われています。
これが最大還元率でしょう。
よくPontaカード、Tポイントカードありますか?等と言われることがあると思いますが、この提示をQRコード決済の前にすれば良いです。提示するだけでポイントもらえる系のポイントをゲットし、4重のポイント取りです。
話題になっているビックカメラでは、ビックポイントがクレジットカード払いで8%還元なので、単純計算ですが31.25%還元です。
PayPay20%➕Kyash2%➕クレジットカード1.25%➕ビックポイント8%=31.25%
カオスですね。
これは日本の決済方法の乱立によって生まれた結果だと思います。
通常時の得する決済方法
PayPayが祭り状態ですが、冷静に通常時の最適な決済方法を考えてみたいと思います。
前提としては、お金はかけない方法です。ゴールドカードとかプラチナカードの還元率は考えません。
まずは「Kyash」2%は外せないと思っています。2%の時点で、クレカのゴールドカード並の性能ですので。また、Kyashに連携するクレカは1%としておきます。
まず、Kyashのキャッシュバックに対応している決済方法を確認すると、以下の決済方法になります。
この中でモバイル決済に絞ると、楽天ペイ、OrigamiPay、PayPayの3つです。
ここから、この3つの還元率をみていきます。
調べた限りでは、楽天ペイのQRコード決済は、通常時0.5%のポイントが付与されます。
Kyashとクレカを合わせて3.5%となります。
Origami Payは決済金額に応じたポイント還元ではなく、会計金額の割引特典があります。Origami PayのQRコード決済を使うと、対象の店舗ではいつでも2%OFFで買い物ができます。対象店舗での初回利用時は10%OFFのクーポンが使えたり、プレミアムフライデーには10%OFFになったりします。
店舗独自のクーポンも頻繁に出てくるようです。
対応店舗はファッション系が多く、コンビニだとローソンになります。
ただ、Origamiは還元ではなく、OFFなので戻ってくることはありません。
一応、OFFということを含めて考えると、Kyashとクレカを合わせて5%になります。
PayPayを調べると驚いたことに、通常時は0.5%とのことのようです。
今騒いでますが、キャンペーン終わったら0.5%と考えると冷めますね笑
てことで、Kyashとクレカを合わせて3.5%になります。
まとめ
結果、通常時はOrigamiPayが一番得すると言えそうです。
「OrigamiPayで」って店で言うのめっちゃ言いづらそうに思えるんですけど、 調べた限りこれが一番得しそうなので、インストールしてこうと思います。
現状得するのはOrigamiですが、Kyashに対応するモバイル決済が増えていけば、変わってくるとは思います。やはり肝はKyashです。
余談ですが、けっこう最近、中国に行ったのですが、中国ではほとんどの人がアリペイかWechatPayによるQRコード決済を行なっていました。中国は日本ほど決済方法なくシンプルに2択です。このシンプルさがゆえに浸透してるんじゃないかと思ってます。日本はカオスすぎ。
では。
PTS(私設取引システム)について調べてみた
どーもまさちんです。
今回は夜も取引が出来てしまうPTSについて取り上げていきたいと思います。
夜間取引とは、証券取引所の立会時間外に取引所を介さずに株式を売買することです。現状、SBI証券、松井証券が利用可能で、楽天証券は2018年度中にて利用可能予定です。その他の主なネット証券も導入を検討中の模様です。PTSとは「Proprietary Trading System」(私設取引システム)の略です。
夜間もあれば、昼休みあたりの前場と後場の間、取引所の営業が始まる前の朝も対象です。
PTSの概要
夜間取引の舞台となるPTSナイトタイム・セッションとはどのような取引なのか、そもそもPTS取引とはどのような取引なのでしょうか。
東京証券取引所・・・前場:9時~11時30分 後場:12時30分~15時
ジャスダック ・・・ 前場:9時~11時30分 後場:12時30分~15時10分
上記は普通の市場の取引時間です。上記以外の時間は通常取引は不能です。
しかし、PTSの市場を使えば、売買立会前や昼休み、あるいは大引け後のような証券取引所の立会時間外でも、一般投資家が株式などを売買できます。
このコンピュータ・ネットワーク・システムは、1998年の証券取引法が改正され、取引所集中義務が撤廃されたことで実現したもので、証券会社が独自に運営しています。
現状、日本のPTSは以下の2つだけです。
チャイエックス・ジャパン運営のチャイエックスPTS
ジャパンネクストPTS
第1市場「J-Market」。
デイタイム・セッションの取引時間・・・8:20~16:00
ナイトタイム・セッションの取引時間・・・16:30~23:59
第2市場「X-Market」。
これはデイタイム・セッションのみの取引で、独自の単位で取引するJ-Marketとは異なり、取引所と同じ「呼び値」の刻みで取引します。のちに説明するSOR注文時の比較市場として存在していると思っています
チャイエックスPTS
Chi-AlphaとChi-Selectの2市場
投資家の参加者要件・呼び値・手数料率が異なります。
現在両市場とも、8:00~16:00のデイタイム・セッションのみ取引が行われています。
PTSの特徴
夜間取引を含むPTS取引の基本ルール
- 東京証券取引所上場銘柄のうち、SBIジャパンネクスト証券が指定する普通株式・ETF・REIT・インフラファンド等
- PTS基準値は、当日の東京証券取引所の最終値段(最終特別気配)
- 制限値幅も東京証券取引所と同じ
- 売買価格は、注文する指値が相手方の指値と一致する価格
- デイタイム・セッションの注文は、ナイトタイム・セッションに引き継がれることはない
- ナイトタイム・セッションの注文の有効期限は当日の23:59まで
メリット
①取引所より有利な値段で取引できる可能性
PTS取引は証券取引所に比べて呼び値が小さく設定されております。
呼び値とは、価格が変動する際の変動幅のことを指します。株価は必ずしも1円ずつ値段が付くわけではなく今現在いくらなのかによって、変動幅が5円となったり、10円になったりします。
株価が1,000円超~3,000円以下の銘柄の呼び値は、取引所では1円刻みと定められています。一方、PTSだと0.1円です。
株価が5,000円超~1万円以下だと、取引所の呼び値は10円刻みです。一方、PTSでは1円になっています。
例)
東京証券取引所で8,910円が最良買い気配、8,920円が最良売り気配である銘柄を100株売却する場合、10円刻みのため8,910円であれば売却できます。この時の売却金額は89万1,000円になります。
同日の夜間PTS取引で、同じ銘柄の板情報を見ると、PTSの最良買い気配が8,910円であっても、呼び値が1円刻みのため最良売り気配が8,916円となることもあります。この時の同銘柄100株の売却金額は89万1,600円であり、取引所に比べると600円高く売却できます。
②SOR注文(スマート・オーダー・ルーティング:最良の市場を選択して注文を執行する)
複数市場から最良の市場を選択して執行する形態の注文です。
SBIの場合を取り上げますが、
証券取引所(優先市場)と「ジャパンネクストPTS」の第1市場(J-Market)、および第2市場(X-Market)で提示されている気配価格等を監視し、原則、最良気配価格を提示する市場を判定して、自動的に注文を執行してくれます。
つまり、3市場の内一番有利な価格で執行してくれます。
個人的に、成行注文するなら、SOR注文した方が良いように思えました。
③PTS取引は手数料が取引所取引より安い
PTS開設以来夜間取引を継続しているSBI証券では、夜間取引を含むPTS取引手数料を取引所の取引手数料より安く設定しています。そのため、同じ銘柄を同じ株価で取引する場合、PTS取引を選べば投資効率は良くなります。
③企業の決算発表や海外の重要指標発表への迅速対応
その日の株式市場の総括や株式関連ニュースも大引け以降に発表されることが多く、翌営業日の始値に少なからぬ影響を及ぼします。
PTSの夜間取引ならば、発表後の夜間に約定させることが可能です。
損失を抑える点でも有利な点があります。
日本とアメリカ東部標準時の時差は14時間(夏時間では13時間)、日本とロンドンの時差は9時間(夏時間では8時間)あります。
海外の経済指標やニュースは、日本の証券取引所の立会時間外に発表されることになりますが、発表内容によっては日本の相場にネガティブな影響を及ぼして、翌日の始値が大暴落することがあります。そういった場合に、早急に暴落から抜け出すことが可能となります。
デメリット
①注文は指値だけ
指値だけというのは、顧客注文対当方式、通常の株式市場はいわゆる「ザラバ方式」という注文で、売り注文と買い注文の条件をすり合わせて約定させる方式です。
②出来高が少ない点
証券取引所に比べて出来高は少なく、指値だけという条件から、取引が成立しない可能性があります。
③値動きが大きくなるリスク
また、出来高が少ない為、大きな値動きが発生するリスクもあります。
④現物取引のみ
証券会社比較
SBI証券と松井証券、楽天証券の取引時間帯と手数料は以下の通りである。
SBI証券
夜間取引、PTSナイトタイム・セッションの時間帯……17:00~23:59
手数料……同じ株価の場合、当社スタンダードプラン取引所取引手数料に比べて、約5パーセント割安に設定されている。
銘柄数......約3,700
1注文の約定代金 / PTS手数料(税込)/ 取引所取引手数料(税込)
5万円まで / 50円 / 54円
10万円まで / 92円 / 97円
20万円まで / 108円 / 113円
50万円まで / 257円 / 270円
100万円まで / 498円 / 525円
150万円まで / 597円 / 628円
3,000万円まで / 946円 / 994円
1億円まで / 997円 / 1,050円
※上記手数料一覧は、SBI証券ホームページを参照。
松井証券
夜間取引/PTSナイトタイム・セッションの時間帯……17:30~23:59
手数料……取引所取引と夜間取引(PTS取引)の1日約定代金合計金額ごとに手数料「ボックスレート」が適用される
1日の約定代金合計金額 / 手数料
10万円まで / 無料
30万円まで / 300円/無料 ※
50万円まで / 500円
100万円まで / 1,000円
200万円まで / 2,000円
100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超 / 10万円(上限)
※新規に信用取引口座を開設すると、開設後6ヵ月は1日の約定代金合計金額が30万円以下の場合、手数料は無料になる。
※上記手数料一覧は、松井証券ホームページを参照。
楽天証券
楽天証券は、夜間取引/PTS取引ナイトタイム・セッション(16:30~23:59)でのジャパンネクストPTSへの取り次ぎを2018年度中に開始すると発表している。
なお、楽天証券では、デイタイム・セッションにおいては、チャイエックスPTS(8:00~16:00)とジャパンネクストPTS(8:20~16:00)の両PTSに接続している。
おまけ
ダークプール
取引所外取引の一種です。名称は「dark pool of liquidity」で、日本語に訳すと「見えない流動性」という意味です。最近、存在感を増してきているそうです。名前がかっこいいすよね。
何が見えないのかというと、注文が見えません。取引所を通していないので、売買が成立するまで気配や注文数を公表する義務がないためです。
これは東証などの取引所を通さず、証券会社が投資家同士の注文を付け合わせる(マッチング)取引のことです。もともとは機関投資家向けのサービスでしたが、2018年4月にSBI証券が、5月に松井証券が先行して個人投資家向けにサービスをはじめ、少し遅れて8月27日にカブドットコム証券でもはじまりました。
ただ、SBIに関しては預かり資産残高1,000万円以上しか使えないというリッチ向けの条件がある為、調査は後ほどにしたいと思います。
いくつかデメリットがありますが、今後取引するときはPTSの市場も視野に入れつて置こうと思いました。
また、東京証券取引所の始値の参考として、夜間の動きを参考までに見るという活用方法もありかなと。
PTS以外にダークプールと呼ばれる、玄人向けの市場も出てきているようですが、使いそうに無いんで、そういうのがあるんだて感じにしときます。
とりあえず、また知識の整理がついたので良かったです笑
では。